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  苦しかった試合、諦めなかった荒川仁人


(撮影:こんどうさん)

【東洋太平洋ライト級王座決定戦 12回戦】

荒川仁人(第56代日本ライト級チャンピオン/WBA世界同級7位/WBC7位/22戦20勝14KO1敗1分/八王子中屋)
vs
ジェイ・ソルミアノ(東洋太平洋同級1位/WBC世界同級32位/比国同級チャンピオン/12戦11勝7KO1分)

 結果…判定勝ち2-1(112-115,115-113,115-114)

 10月4日(火)メインイベントにて登場した前日本ライト級王者の荒川仁人選手が、フィリピン同級王者のジェイ・ソルミアノ選手と空位の東洋太平洋ライト級王座決定戦に望みました。

 試合は2回に痛烈なダウンを喫した荒川がキャリア最大のピンチに。しかし何とかコーナーに戻って来た荒川は続く3回からジャブとボディ打で立て直し、終盤までポイントを集めました。

 最終3回に息を吹き返してきたソルミアノ選手に、再度攻撃を受ける等もしましたが、最後まで戦い抜き、試合の行方は判定へ。

 結果、2−1の際どい判定ながら、荒川が新東洋太平洋ライト級王者となりました。

 試合の結果は評価の分かれる所だったとも思います。

 荒川自身は、2回のダウンで試合の前後をほぼ記憶にないと語っていました。

 覚えていないけれども、と前置きし彼は言っていました、

「諦める事だけはできなかった。」

 それはこの試合を迎える為に色々な人々の協力があった事。強い対戦相手であった事への感謝。一人で試合を行なっているのではないという気持ち。そんな中で試合に臨んでいたからこそ彼は諦められなかったのだと思います。

 また、記憶のなかった試合の中で荒川を動かしていたのは、この試合に向けて重ね続けた練習でした。

 彼は苦しい試合展開になった時こそ、重ね続けた練習と試合が結びつく事を経験しているのです。

 その苦しかった経験こそ2年前、東洋王座獲得のため挑んだ当時アジア最強の東洋王者ランディ・スイコ選手との対戦でした。

 試合は一進一退の攻防ながら挑戦者として常に仕掛け、優勢に試合を進めながらも無情のドロー判定。ホームでの試合での試合ながら、挑戦者としての立場を理解し、勝利を目指しての結果でした。

 そんな経験が彼の糧となり、前回結びつけられなかった結果となったのだとも思います。

 しかし今回の試合では、決して荒川らしさを見せられた内容ではなく、全ての人が納得出来る判定結果ではなかったとも思っています。

 それでも、自分達が懸命に目指した末に得た勝利、荒川には胸を張ってほしいと思います。

 そしてこのベルトを持つ者としての資格を、次に定められている指名試合で証明しなければならないとも思っています。

 試合の中で、本当に大変だったとき、皆さんの応援が本当に荒川の背中を後押ししてくれました。これからもその声に答えられるよう頑張りたいと思います。

 本当にありがとうございました!

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