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八王子中屋BOX
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 2011年も残す所、後僅か。

 今年も一年、ジムから、選手から一枚一枚チケットを買って応援して下さった皆様。

 ジム、選手をサポートして下さったスポンサーの皆様、ジムを支援して下さった企業の方々、本当にお世話になりました。有り難うございました。

 今年は八王子中屋ジムにとってレベルアップと基礎固め、そして外に向けての挑戦の年でした。

 良い事、大変だった事、苦しかった事、感動した事、色々あった2011年。3月の大震災で大変な年でもありました。ただ生活する事自体が難しかった時期でも、戦い続けたボクサー達に本当に尊敬の念を持って感謝したいと思います。

 そんなボクサー達の中から八王子中屋ジム限定の個人賞『2011年度 八王子中屋ボクシングジム大賞』を発表したいと思います。

 ちなみに去年、一昨年はこんな感じでした。

  2009年度 八王子中屋ボクシングジム大賞!!

  2010年度 八王子中屋ボクシングジム大賞!!

 今年はあの男の独壇場となりました!やはりあの試合は凄かった!

■■■MVP■■■

 東洋太平洋ミドル級王者 淵上誠


(今年最後をしっかりと締めくくってくれました。誠、おめでとう!)

*次点:荒川仁人(日本タイトル2度防衛、東洋タイトル獲得)、チャーリー太田(4度目のWタイトル防衛)

 今年、4度の日本タイトル防衛戦を全てKO勝利で飾り、12月の東洋タイトルとの統一戦では素晴らしい試合内容、結果、なにより感動を見せてくれた誠が2012年度の八王子中屋ジムMVPです!

 荒川さんが東洋タイトル決定戦で見せた脅威の粘りと諦めない心も素晴らしく、十分にMVPの価値はありました。しかし、やはり誠が見せた最後の統一戦が今年の八王子中屋ジムというチームの精神をより形にしてくれた試合だったのではないかと思います。

 2月14日、指名挑戦者との対決、チャンピオンカーニバルでは好敵手の氏家福太郎選手(新日本木村)を相手に完勝だった8RTKO勝利から続いた防衛ロード、

  初防衛戦を超えられたモチベーション

 その後の防衛戦はコンディションに悩まされながらも、与えられた課題をしっかりとこなしてKO防衛を果たしました。

  見えた充実、それ以上がこの先に 淵上VS田島

  聴く力、倒す力 淵上誠VS細川貴之

 そうして迎えた12月12日、アジアNo,1だった東洋太平洋ミドル級王者の佐藤幸治選手(帝拳)との統一戦、全てはこの試合の為の1年でした。

  淵上誠VS佐藤幸治
 
 3月の震災時でも誰よりも冷静に、変わる事無く、動じる事無く(あるいは震えて動けなかっ、、)。一人の人間としての成熟度も見せてくれた誠、今年の頑張りがきっと来年に更なる広がりを持って成長を後押ししてくれるのだと思います。

 今年のMVPは個人を超えた価値あるものとなりました。個人を超えた気持ちで戦う誠、その彼を応援して下さる皆さん、今年は本当にありがとうございました。彼の言葉を借りればこれは皆のMVPだと言えるでしょう!これからもよろしくお願い致します!


■■■敢闘賞■■■

 東洋太平洋スーパーウェルター級王者 チャーリー太田


(撮影:こんどうさん。お疲れさま。来年は未知への勝負の年だ!)

*次点:野崎雅光(半年間のメキシコ修行)

 今年の敢闘賞は一番動き、戦ったチャンピオンのチャーリーです!

 1月8日の指名挑戦者、元東洋王者の丸元大成選手(グリーンツダ)を相手に6回TKO勝利で始まった今年のチャーリー、

  チャーリー太田VS丸元大成 決意を上回ったその成長

 5月19日には『ボクシングの日』に単独公式戦で3階級王者の湯場忠志選手(都城レオスポーツ)と、また8月8日には元統一王者の柴田明雄選手(ワタナベ)のリマッチを行ないました。湯場選手との試合では第1戦と変わらぬ熱戦を、柴田選手との試合では前以上の自分の力を見せて防衛を果たしました。

  大熱戦再び、チャーリーVS湯場

  世界を目指す故、、、 チャーリー太田VS柴田明雄

 そして故郷への半凱旋ともなった日本初、米軍基地でのプロボクシング公式タイトルマッチではキャンバスのコンディションの悪さもある中、短い試合間隔でもしっかりと防衛。

  アクシデントも対応し、判定での勝利 チャーリー太田VS十二村喜久

 12月12日の試合では直前で相手の和田直樹選手(花形)が怪我により試合がキャンセルとなってしまいましたが、元暫定世界王者の石田順裕選手(グリーンツダ)との特別スパーリングとなりました。

  12/12 チャーリー日本防衛戦中止 VS石田 スパーリング対決へ

 そんな今年のチャーリーの道のりの全ては世界を、この階級で世界を目指す為の準備であったのだと思います。世界最高レベルのトレーニングにも参加しました。課題を持って試合にも臨みました。その全ては世界を目指す為だったのです。

  チャーリー太田がアルバレスの公開スパーに参加

  チャーリー太田、今度の12/12は左で試合を制する!

 色々な事があり全てを消化はしきれませんでした。それでも、前に進んだ事で道は切り開かれたと言えます。

 来年、チャーリーは米国にて勝負します。願わくば今年1年の経験が繋がるように!

 皆さんの応援と共に頑張りたいとお思います!


■■■技能賞■■■

 日本ライト級王者 荒川仁人


(今年1年、ジムを引っ張って行ってくれてありがとう。そして来年はまず君からだ!)

 やはり今年も、、

 今年も技能賞は荒川さんです。

 その荒川さんのスタートは1月8日のカーニバル、危険な指名挑戦者中森宏選手(平仲)との防衛戦でした。2回にダウンを奪われるもその後、持ち前の技術で圧倒、8回TKO勝利し、続く6月13日の3度目の防衛戦では生田真敬選手を4回TKO勝利で破り、布石の強さを見せつけました。

  荒川仁人VS中森宏 メインとして、王者としての自覚

  決意がもたらした結果と内容 荒川VS生田
 
 そして今年、荒川さんの、またジムとしても最大の山場となった10月4日の東洋太平洋王座決定戦、無敗の強打者ジェイ・ソルミアノ選手(比国)の強打で痛烈すぎるダウンを受けながらも、それを上回る諦めなかった心で判定勝利を収めた試合は、あらゆる意味でジム最大のチャレンジでもありました。

  苦しかった試合、諦めなかった荒川仁人 荒川仁人VSジェイ・ソルミアノ

 また、今年の荒川さんは決意を決めた年だったのだと思います。

  日本ライト級王者、荒川仁人がメキシコ遠征終了

 そして今年の12月、そんな決意で生きていた荒川さんに下された評価、WBCライト級3位、それは世界への道のりが現実的を帯びて来たという事です。

 しかし、彼もジムも自分たちのその順位に相当する実力がまだあるとは思っていません、勘違いはしていません。だからこそ、まず戦わなければならなかった相手との対戦を望んでいました。

  遂に決定!荒川仁人VS三垣龍次!東洋太平洋ライト級タイトルマッチ!

 これは世界前哨戦になるやも知れない、大きな意味を持ったタイトルマッチとなりそうです。そんな”今”の位置にいる彼の為に、ジムは彼を本当に支える為の準備をしています。どうか彼の事を本当に思い、応援して下さる皆様、一緒に歓喜の時を迎える為に頑張りましょう!

 夢のようだった舞台が近づいて来ております!

■■■新鋭賞■■■

 ミドル級4回戦 横田知之


(来年は本物の新人王をとってください。)

 今年の新鋭賞はミドル級4回戦の横田知之選手です。

 横田の去年の東新人王予選敗戦の復帰の舞台はアウェー、6月19日、南国沖縄で行なわれました。ジムが最もせわしなく動いていた時期、横田は難しい状況の中、見事結果を残しました。

  全てが活きた経験に!横田知之、沖縄での復帰戦!

 そして、続く復帰第2戦では去年に敗戦した相手とのリベンジマッチ、ここでも横田は結果を残し、自信を深めた試合を見せてくれました。

  リベンジ戦、深めた自信と得た勝利 横田知之VS岩崎和雄

 キャリアのある相手に勝利を収めた事で、来年の東日本新人王で八王子中屋ジムの最有力選手は横田と言っても良いのではないでしょうか。今年1年間は来年のそのトーナメントの為だったのだと思います。

 横田の結果が来年のジムの力の底上げになる事は間違いありません(プ、プレッシャー!)!

 4回戦時代、まだ注目されていなかった頃の誠が、あんな素晴らしい試合を行なうボクサーになった事。それを受け継ぐ可能性があるのがこの横田です(プレッシ、、)!時には優しすぎるその性格が来年は良い意味で結果に反映してくれるはずなので皆さんどうか注目していて下さい!


■■■KO賞■■■

 東洋太平洋ミドル級王者 淵上誠


(撮影:こんどうさん。昔とは大違いなのです。)

 今年のKO賞はMVPも受賞した東洋太平洋ミドル級王者”薩摩コング”淵上誠です!

 今年はタイトル戦のすべてをKO勝利で飾りました!

 誠が凄いのは、キャリア序盤まで(ミドル級なのに)僅か1つだったKO勝利が、レベルの上がったA級ボクサー、日本ランカー、世界ランカーを相手にしてからほぼ全ての試合で倒して勝ち続けている事!普通はだんだん倒せなくなって行くものです。

 それはそのまま彼の可能性を現しているのかもしれません。もし、更に強い相手との対戦、苦しい状況に立ち会ったとき、更なる底力を見せてくれるという事ではないのでしょうか。

 来年はその底力の底上げをする年に、あるいは大きなチャンスが訪れる年になるやも知れません。皆さん今年最後のように、大きな声援をよろしくお願い致します!

 
■■■MIP(最も成長した選手)■■■

 日本スーパーフライ級6位 野崎雅光


(色々合ったけど、良い経験だったね。)

 MIP、今年最も成長した選手は日本スーパーフライ級”八王子の小天狗”野崎雅光選手です!

 今年のまさは色々な事がありました。

 2月14日の再戦、現東洋太平洋フライ級14位の実力者、久保幸平選手(セレス)との対戦を苦しみながらも制した試合で確実に自力を上げたまさ。その先にあったものが、中米メキシコでの修行の旅でした。

  野崎雅光VS久保幸平 対応力を得る為に

 メキシコで試合決定!カネロプロモと契約へ”八王子の小天狗”野崎雅光

 そのメキシコでは本当に様々な事を経験をしたまさ。日本とメキシコの良い部分、そうでない部分、いろいろなものを見る機会が沢山あったと思います。

 試合では直前での内容の変更やキャンセル、異国での体調管理の難しさ、色々な事がある中、2試合をこなし2勝1KOと勝ち残りました。

  野崎雅光 慣れない環境、度重なる変更、崩した体調の中、メキシコデビュー戦判定勝利

 そして帰国後の12月12日の試合ではランカー対決を、更なる自力を見せて6回TKO勝利を飾りました。

  見せた自力と、これからへの期待 野崎雅光VS福本雄基

 来年、まさの拠点は日本に再び移ると思います。計画当初とのズレが半年間の間で生まれた事もありました。相手が、ジムが、またまさ自身が至らなかった部分もありました。

 それでも確実に繋がるものはあったと思います。世界に出たことです。まさが得た経験はジムの、またそこで活動する選手達、皆のものです!

 まだまだ成長中である八王子中屋ジム、そして野崎雅光のこれからの活躍をどうかご期待、よろしくお願い致します!


■■■年間最高ラウンド■■■

 淵上誠VS佐藤幸治(帝拳)第8ラウンド 12月12日 東洋VS日本ミドル級王座統一戦 後楽園ホール


(撮影:こんどうさん。)

  淵上誠VS佐藤幸治

 荒川仁人VSジェイ・ソルミアノ(比国)第2ラウンド10月4日 東洋太平洋ライト級王座決定戦 後楽園ホール


(撮影:こんどうさん。)

  苦しかった試合、諦めなかった荒川仁人

 今年の年間最高ラウンドは2つとなりました。

 淵上誠VS佐藤幸治の統一戦 第8ラウンド、それまでポイント的に劣勢だった誠が、ラウンド後半に逆転の攻勢に出て会場を熱狂に包み込みました。

 荒川仁人VSジェイ・ソルミアノの東洋決定戦第2ラウンド。その序盤に終わってしまっても仕方が無い程の強打を痛烈に受けた荒川さん、ダウンを喫するも粘りでその回を粘り抜きその後の逆転に結びつけました。

 その内容は全く異なるものでしたが、共に共通するのは凄まじい精神力と試合を諦めないその心でした。この賞に関してはどちらも甲乙付けがたく、同時受賞となりました!

 

■■■年間最高試合■■■

 淵上誠VS佐藤幸治(帝拳)12月12日 東洋VS日本ミドル級王座統一戦 後楽園ホール


(誠が勝つ事でようやく完成したと言えるのがこのポスターです)

 年間最高試合はこれしか無いでしょう!

 手に汗握り、感動に頬を濡らしたこの統一戦、2人の王者のプライドがぶつかり合った大打撃戦が今年の八王子中屋年間最高試合です!

 その感動は今年最大のものでした。その試合内容に両者を応援していた訳ではない中間に位置していたお客の方々も、その感動を共有し忘れる事の出来ない1戦となりました。

 そしてやはり感じるのがそんな最高の試合をする為には最高の好敵手が必要なのだと言う事です。そんな強い相手だったからこそ誠も最高のパフォーマンスを見せる事が出来たのだと思います佐藤選手、有り難うございました。誠、おめでとう!




 
 というように今年も様々な事がありました。

 ステップアップして行った選手達、引退をした選手達、悔しい敗戦をした選手達、また嬉しい勝利を重ねた選手達、色々な経験を重ねました。

 しかしそれでも3月11日に起きた大震災後、八王子中屋ジムも揺れ動きました。計画停電などが実地される中、自分たちのすべき事は何なのか?それはろうそくを立ててでも”いつも行なっている事を行なう”という事でした。

暗闇と灯りの中での練習

 あの日うけた衝撃と、その後に見つめ直したもの。僕らはそれと共に改めて生きていかなければならないのだと思います。

 今年も応援、本当にありがとうございました。来年もより実りのある年にしたいと思いますので、何卒よろしくお願い致します!

 来年はそれぞれの勝負の年!頑張ります!




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