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【ライト級 4回戦】

林 和希(8戦5勝5KO1分2敗/八王子中屋)
vs
カオポンド・ルークマーカムワン(11戦7勝2KO4敗/タイ国)

 結果…1R1分42秒KO勝ち


(撮影:武士道ボクシング)

  次に向かう為、、

 2月28日(火)『東洋太平洋ライト級タイトルマッチ第34回ファイティング・スピリット・シリーズ』。その第4試合目に行なわれた林和希選手の復帰戦、タイ国のカオポンド・ルークマーカムワン選手との試合は、初回に林のはなった強烈な左ボディ1発で相手が沈み、1回KO勝利で復帰を果たしました。

 約半年ぶりの復帰戦、林は慎重にしかし、しっかりと自分から試合を組み立て進めて行きました。

 それに対し、相手のタイ人選手は始めから気後れするかのようにして中々前に出ては来ませんでした。

 レベルの差を感じる中で、林は最初にはなった力強いボディ1発で試合を終わらせました。

 当初、この林の復帰戦の為、それなりの強い相手を模索していたのですが、中々それに見合った相手を見つける事が出来ず、試合一ヶ月を切ってから外から相手を求める事を決めました。

 その際、求めていた事がサウスポーである事、また簡単に勝ってしまうような緩い相手でない事を臨んでいました。

 そして実際選ばれた相手の情報を見て、ジム側はこの選手で試合を決めました。戦績も酷いものではなく、若く、初来日すること、恐れを知らず、思いっきり祭に臨んで来るであろうと考えていました。

 サウスポーをわざわざ選んだことも、ボクシングを見慣れた方々に対して簡単に終わらせたい訳ではないというアピールでもありました。

 何より、同じ日に試合を行なった同級の東洋王者との連日の練習の中で林自身のレベルアップを信じたからこそのマッチメイクでした。

 だから、今回のような内容と結果になってしまったのは残念に思ってしまう部分も確かにありました。

 しかし、それでも林の見せたあのパンチの威力、本当に効いていた為にしばらく動けなかった相手を見て、改めて彼の魅力を感じもしました。

 今回の試合で達成出来た事、それはこれから本当のボクシングの戦いに臨む資格を得た、A級ボクサーとなれた事なのだと思います。

 これからが本当の林の魅力を見せられる舞台に向かっていくのだと思います。どうか皆様の厳しくも暖かな声が、彼を本斧へと近づけさせると思いますので、変わらぬご期待の程、よろしくお願い致します!

 応援、ありがとうございました!

 
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