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八王子中屋BOX
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  見えた充実、それ以上がこの先に 淵上VS田島


(写真:こんどうさん)

==セミファイナル==
【日本ミドル級タイトルマッチ 10回戦】

淵上 誠(日本ミドル級王者/東洋太平洋同級1位/八王子中屋/21戦15勝6KO6敗)
vs
田島秀哲(挑戦者 日本ミドル級7位/西遠/21戦13勝8KO7敗1分)

 結果…5R終了TKO勝ち


 6月13日、後楽園ホールで行なわれた『第30回ファイティング・スピリット・シリーズ/ダブル日本タイトルマッチ』のセミ、日本ミドル級タイトルマッチは王者の淵上誠が挑戦者同級7位の田島選手を3回に左ストレートで倒し、5回終了時点で田島選手の顎の骨折により棄権、5回TKO勝利となり2度目の防衛に成功しました。

 試合は変則的な動きを見せる王者、淵上とそれに対応し距離を作る挑戦者、田島選手、という静かな立ち上がりで始まりました。

 淵上にとっては初めてとなる長身選手との対戦に中々距離を掴めていないのに対し、攻め込むまでにはいたらなくとも、その変則に対抗すべき対策を見せる田島選手。攻略は容易でないと思われた3回、淵上の左により試合が動きます。

 上下に打ち分け続けた後、淵上の左ストレートが田島選手の顔面を捉えると尻餅をついてダウン。ダメージで足下もふらつく姿を王者はここぞとばかりにラッシュを仕掛けます。距離が掴めきれていなかった為、この回での決着とはなりませんでしたが、それでも続く4回に右フックを絡め、カウンターを打ち込む等、淵上の攻撃が冴えて行きます。

 5回に田島の左アッパー、ストレートがカウンターで入り淵上はバランスを崩す場面も見られましたが、それでも左ストレートを打ち込み更にダメージを与えました。

 そしてこの回終了時、挑戦者コーナーが棄権の申し出をします。序盤の淵上の左で田島選手の顎が骨折していた為でした。そうして5回TKOにより淵上は2度目の防衛を果たしました。


 序盤の苦戦、棄権でのタイトル防衛だったこともあり、淵上自身、陣営と満足のいく最高の試合ではありませんでした。しかし、そんな中でも見せた淵上の攻撃力に、改めて今の充実ぶりが伺えました。

 2年前のタイトル挑戦敗退から、復帰、王座獲得、初防衛などここ5戦の戦績は6勝5KO。その中で相手を負傷にまで追い込んだのが3試合。

 その前までのキャリアでは10勝のうちKOは僅か1つ。

 淵上の攻撃力の上がり具合は驚異的とも言えます。しかもそれが国内トップレベルとの対戦の中でとなれば尚のこと。淵上はボクサーとは成長していくものなのだと、改めて回りに体現しています。

 だからこそこの日、残した課題も次の成長に繋げられるのだと思います。そうすることの積み重ねがいつかの未来に待つ、今では考えられない程の成長をもたらしてくれるはずなのです。

 それは淵上のプロキャリアが、彼の過去が既に証明してくれていることでもあります。彼がデビューした頃、誰も、あるいは淵上自身さえも日本王者となり、なぎ倒すようになるとは思わなかったのかもしれません。

 しかしその誰も分からない未来を予想し、そうすべく努力を続けなければならないのがジムの、また教える者の努めでもあるのです。それを導く事が出来ず、あんなに必死で生きている彼等に何が伝えられるでしょうか?

 そうして今、日本王者となり防衛を続けている淵上の将来の成長、更なるレベルアップを八王子中屋ジムは想像出来ています。それは彼がデビューした頃と変わらず、、

 そんな淵上誠の未来の成長をどうか皆さんも見守って下さい。彼にも次のステージが必ず待っています!頑張ります!
  決意がもたらした結果と内容 荒川VS生田


(写真:こんどうさん)

==メインイベント==
【日本ライト級タイトルマッチ 10回戦】

荒川仁人(日本ライト級王者/WBA世界同級6位/WBC世界同級9位/八王子中屋/21戦19勝13KO1敗1分)
vs
生田真敬(挑戦者 日本ライト級9位/ワタナベ/22戦14勝7KO7敗1分)

 結果…4R2分4秒TKO勝ち


 6月13日、後楽園ホールで行なわれた『第30回ファイティング・スピリット・シリーズ/ダブル日本タイトルマッチ』のメインイベント、日本ライト級タイトルマッチは、王者の荒川仁人が挑戦者同級9位の生田真敬選手4回にダウンを奪ってからの追撃でTKO勝利を収め、3度目の防衛に成功しました。

 挑戦者らしく最初に出て来て、いきなりの右ストレートを放つ気合いの入った立ち上がりの生田選手、しかしそんな相手を王者の荒川は右ジャブからストレート、フックへとボディ中心に集め、ダメージを与えながら早くも主導権を握っていきました。

 さらに3回にはギアを上げ、荒川はあらゆる角度からパンチを打ち込んで行くと、4回にアッパーを効かせてから左でダウンを奪います。

 そして続く追撃でフィニッシュ、4回TKO勝利で見事3度目の防衛に成功しました。


 今回の試合、荒川は前回1月に務めたメインイベントとはまた違ったプレッシャーを感じる中でタイトルマッチに望んでいたのだと思います。

 5月にメキシコでのボクサー活動が決まった同僚の日本スパーフライ級7位 野崎雅光と共に向かったメキシコ、グアダラハラでの遠征。荒川はこの遠征に参加することで大きな決断をしました。

 それは本当にボクサーとして生きて行く為の決断でした。

 ボクサーとして生きて行く為、それはつまり本気で世界を目指す、ということでした。

 決して物事を大きく捉えない、言わない彼を知る者であればある程、その決断の大きさは理解出来るものだと思います。

 その決断を問いたのはジムでした。今のレベルに到達したからこそ、彼にその場所へ向かう決意を問いたのです。

 それはまた彼の性格が周りのことをよく気遣う故、一人でここまで来れた訳ではない、ということを理解している故、次のレベルに向かう準備を、今の環境を自分から変えることが難しかった故、誰かが背中を押してあげなければならなかったのかもしれません。

 何故、彼は生まれて来て、何故、このボクシングを続けて来たのか?

 彼は以前、あるインタビューの中で答えていました。

「自分への挑戦、少しでも高い所での闘いを楽しむと同時に自分を成長させたい。そんな試合を見せることで周りへ少しでも感謝の気持ちを伝えたい。」

 そんな自分の願いを実現する為には”今”決断しなければ、その”未来”に求める”世界”というレベルには到底辿り着けない、その事実を目の当たりにした経験も彼を突き動かしたのだと思います。

 そうして迎えたこの日のメインイベント、荒川はその決意をそのまま試合の内容、結果で現しました。この試合で荒川は観ている全ての人達に自分の決意を形にして表明したと言えるでしょう。

 きっとこれから先、更に支援、仲間、本当に皆の助け、サポートが必要になって来ると思います。ただその受けたものを荒川なら必ずそのまま一緒に目指す先へ持っていってくれるはずです。荒川を支援、サポートしてくれている皆さん、どうか更なるご声援よろしくお願い致します!更なる高みへ一緒に行きましょう!

 そして、試合後のインタビューで荒川自身が語っていたよう、その同じ場所を目指しているであろう東洋太平洋ライト級王者 三垣龍次選手、彼の所属するMTジムさん、まずはどちらにその可能性があるのか、試合で確かめましょう!よろしくお願い致します!
 今度の第30回ファイティング・スピリット・シリーズは日本重量級コンビのWタイトルマッチです!

 8月8日(月)後楽園ホールで行なわれる東洋太平洋&日本スーパーウェルター級王者”The Lightning"チャーリー太田選手VS挑戦者日本同級1位、東洋2位の柴田明雄選手の再戦、Wタイトルマッチに加え、先日2度目の防衛を果たしたばかりの日本ミドル級王者”薩摩コング”淵上誠選手の3度目の防衛戦が早くも決定致しました!


うわ〜、何か良く分からんが凄いボリュムだ!)

 気になるそのお相手は、あのチャーリーと3度に渡る激戦を行ない、湯場選手も苦しめ、両強打者相手にダウンを拒んだタフネスとインサイド、アウトサイド共に対応出来る変則スタイルを誇る日本同級級7位の細川貴之選手です!


(写真提供:六島ジム)

 これぞまさに変則対決!

 先にも述べました通り、細川選手は技、力、速、を懸け備えているチャーリー、湯場選手を持ってしても倒しきる事が出来なかった程の実力の持ち主。

 チャーリーは2勝1分け(1TKO)の中で完勝と呼べる内容の試合は1つもありませんでした。

 1月8日に行なわれたスーパーウェルター級次期挑戦者決定戦において判定勝利を収めた湯場選手も試合後開口一番「あんなやり辛い相手と戦った事がない!」と自分の苦戦を認めておりました。

 そんな今度のマッチメイクに対し、誠が行なわなければならない事!それはいったい何なのでしょうか!?

 目的ある八王子中屋陣営のマッチメイク、それに対して対応してくるであろう六島陣営。日本タイトルマッチと呼べるにふさわしい、駆け引きを練習段階から両者は始めると思われます。

 当日のメインイベントのチャーリーVS柴田戦も含め、ある意味かつて知ったるメンバーが集う今度のWタイトルマッチ、どうか皆さんもその日まで、どのような試合になるのかご想像下さい!

 日本最重量級2冠戦、これからドンドンとご紹介致しますのでよろしくお願い致します!
 メキシコで野崎雅光選手が、沖縄で横田知之選手がそれぞれの形で勢いを作ってくれた中、続くのは夏開幕直前7月20日(水)に後楽園ホールにて行なわれる『角海老ボクシング EL VOLTAJE』のメインイベント日本ライト級7位の丸山伸雄選手VS日本同級5位の加藤善孝選手(角海老宝石)のランカー対決です!

 その試合ポスターがジムに既に到着しております!


(角海老宝石ジムさん、かっこいいもの有り難うございます!)

 うーん、丸個人の性格とは全く持って好対照なこのポスター(失礼!)、しかし、当日のVS加藤選手との対決はこのポスターのメインイベントにふさわしい、格、内容、そして情熱が溢れる試合となるはずです!

 そのメインの役目を果たす為、なにより自分の勝利の為に、丸はこのキャリア最大の大一番に臨むべく準備に燃えております。

 攻撃的な加藤選手をどちらかと言えば万能型(になってきた!)の丸がどう迎え撃つのか!?あるいは自ら仕掛けるのか!?そんな戦略的なランカーレベルの攻防が楽しめるのがきっとこの2人の対決なのだと思います。

 きっと勝てるとの約束は出来ませんが、1つだけ言える事!それは丸は(それでもやっぱり地味なので、、)この対戦が決まって以来、更に成長しているという事です!

 丸を、または加藤選手を応援してくれているファンや仲間の皆さん、上質の、気合いのこもった、皆さんを元気にさせられるような最高の試合を両者が見せてくれると思いますので、どうか当日は会場まで足を運んでこの対決を楽しんで下さい!

 あるいはこのポスターのように情熱的な夏のフェスティバルのような盛り上がりを作るのは観客の皆さんかもしれません!どうか全選手達を盛り上げるような応援よろしくお願い致します!


 幾多の経験を携え、日本スーパーフライ級7位”八王子の小天狗”野崎雅光選手が八王子に帰って来ました(レポートは後ほど)!




(”八王子の小天狗”が八王子に帰って来た!)

 久しぶりの日本、地元八王子、そして中屋ジム!皆に色々と向こうでの出来事を話しておりました。そうです、まさはある意味とても貴重な体験、経験を積んで来たのです!

 そしてこれからその経験を活かし、ここ日本で!はなく、まさは再びメキシコに戻ります!

 詳しくは後ほどお知らせしますが、今回の悔しい事件も全ては次の為!まさは1週間程の日本滞在を経て、再びメキシコへ旅立ちます!その日まで、ジムの皆さん、よろしくね(大丈夫!まだ日本語は覚えています!スペイン語も、、が、がんばれ、まさ!)




 そしてまさショックから数時間後、嬉しいニュースでジムを救った沖縄県での復帰戦を3回TKO勝利で飾った横田知之選手もジムに顔を出しました(レポートは後ほど)!

20110619横田banner

「脇腹がちょっと痛いです、、」

 激戦を物語るそのキズを、どうかオフの間に脂肪で守るのだけはやめておいた方が良い横田、いい表情をしております(しかしその写真を撮るのを忘れてしまった!)。

 相手は戦績の上で格上だったのですが、横田は南国沖縄の地で見事な倒しっぷりと、その白く柔らかそうな肉体で輝いてくれました(どうかオフの間に脂肪でそれを包むのはやめ、、)

 また仲間の為に、自分の為に復帰を待ちたいと思います。


 そして先日13日に行なわれた『第30回ファイティング・スピリット・シリーズ/W日本タイトルマッチ』にてメインを務め、見事4回TKO勝利を収めた日本ライト級王者 荒川仁人選手。

 試合前にも語っていたように、明日から東日本大地震の被災地である宮城県、石巻市へ数日間のボランティアに向かいます。


(やっぱり荒川さんはただ殴る人じゃな、、ボクシングだけの人ではなく、生きる意味を探し求める人なんだ。)

 ただ今、日本唯一の定期地上はで流れるダイヤモンドグローブ(レポートは後ほど)。そのメインを戦った事で、あるいは誰か、向こうの地でも彼の決意あふれる戦いに触れた方もいるやも知れません。

 しかし、今回の被災地へのボランティアは日本王者、としてではなく、それ以上でも以下でもない人間、荒川仁人として向かうのだと思います。

 荒川さんはいったいどんなものを見て、どう感じ、どう行動するのでしょうか?荒川さんの言葉が綴られるであろう彼のブログを皆さんもたまに覗いてみて下さい。ちなみに明日に控えての気持ちはこちら


 それぞれが、それぞれの場所で今日も頑張っています。皆様、これからも八王子中屋拳士達を見守ると共に、また共に頑張りましょう!
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