Admin*Write*Comment
八王子中屋BOX
[50]  [51]  [52]  [53]  [54]  [55]  [56]  [57]  [58]  [59]  [60

4月21日(木)「第36回フェニックスバトル」

【S・フライ級 8回戦】

山口桂太(八王子中屋/17戦6勝2KO10敗1分)
 vs
阿知和 賢(ワタナベ/13戦6勝1KO5敗2分)

 結果…4R1分16秒TKO負け


 
 山口桂太、巻き返す中、一回のカットに敗れる


 4月21日、後楽園ホールにて行なわれた山口桂太の復帰戦は、最初に奪われたペースを巻き返す中、相手の阿知和賢選手の一発のパンチで負ったカットにより4回TKO負けとなりました。

 強者との対戦で続いていた敗戦からの復帰、桂太は勝利を欲し、手を出し続けました。

 しかし1回、ペースを差し書に掴んだのは相手の阿知波選手。左右のアッパーを軸に、ジャブを打つ桂太との距離を潰すと、右ストレートをドンドンと打ってきました。

 続く2回も体で押し込んでパワーで勝負を仕掛ける相手に対して、桂太は的確にパンチを当てることで自分のリズムを掴もうとします。

 そして3回、変わらず前に出て来た阿知波選手でしたが、ジャブとともに打ち続けて来た桂太のボディ打ち、アグレッシブルに1、2回からのハイペースで出て来た事もあり、阿知波選手に疲れが見え始めました。

 そんな相手に桂太は右のストレートを好打して自分のペースに試合の流れを持っていきました。徐々にペースが落ちてきた相手と、同じペースを保ち続けた桂太。試合の展開がはっきりと現れて来ました。

 しかし、そんな流れで始まった4回、変わらぬ打撃の応酬の中で阿知波選手の右ストレートが桂太の左眉を切り裂きました。その打ち合いが落ち着いた所でレフェリーが試合を止めると、リングドクターの支持によりストップ、パンチで切った傷の為、相手のTKO勝利となりました。

 試合展開が大きく変わった局面で起きた事。桂太や彼を応援してくれた人達にとっては、突然突きつけられた、厳しい結果となりました。不運にも見えましたが、劣勢になりそうな中、それでもキレのあるパンチを打った相手の方が強かったと思わなければなりません。

 結果こそが最も大切な事。その絶対基準があるからこそ、この競技が特別なものになっているのだと思います。

 試合後、確認した所、傷は思いのほか深くはありませんでした。桂太の心も半ばという思いもあったかもしれません。今はまず傷をしっかりと治す事、そして心身を休養させる事。その先はそれからになると思います。

 いつもと変わらぬ大きな声援、皆さん本当に有り難うございました!

写真提供:こんどうさん
こんどうさんの写真館(下の5枚以外の写真もUPされています。)












山口桂太情報ブログ

試合組合せ表(日本ボクシングコミッションHPより)
4月5日(火)「DANGAN31」

【フェザー級 4回戦】

芋生 敏幸(八王子中屋/デビュー)
 vs
高林良幸(RK/デビュー)

 結果…判定勝ち2-0(38-38,39-38,39-38)



 沢山の大きな声援に応えた芋生敏幸のデビュー戦

 皆さん沢山の声援有り難うございました!

 芋生敏幸のデビュー戦は打ちつ、打たれつ、また打ち返す大打撃戦となり、そんな中で4回を全て戦いきっての判定勝利となりました。

 試合一週間前に故障をした事で、最後に思うような練習が出来なかったと語っていた芋生でしたが、緊張とデビュー戦への期待の入り交じった良い表情を見せていました。

 相手の高林良幸選手も同じデビュー戦にしてサウスポー。

 その第1ラウンド、芋生は自分から前に出てすぐに左ストレートを相手の顔面に好打すると、立て続けに大きなパンチを出して攻撃的に出て行きました。それに対し相手の高林選手も足で距離をとりつつジャブ、鋭いストレート、アッパーカットで対抗、強烈なパンチの交換で会場を早くも湧かせ始めました。

 続く2回も芋生はジャブからドンドンと前へと出て行きパンチを上下、4連打とハイペースで攻めていきました。そうして距離をとっていた相手を次第に乱打戦へと持ち込んでいくと、相手は続く3回に大きな体を活かして押し込んで来ました。芋生はその押し合いに下がりはするも確実にクリーンヒットを奪って最終回に持ち込んでいきました。

 最後は互いにパンチを止む事なく打ち続けて試合終了のゴング。芋生は打ち続ける中でもセコンドの指示をしっかりと聞き、デビュー戦とは思えない程の展開のある打撃戦を見せ、判定でも2−0で勝利を勝ち取りました。

 この日、芋生のデビュー戦には多くのジムメイト、彼の仲間が、中には遠くは京都から観戦に来てくれていたというように、沢山の大きな声援の中でそれに答えるような試合を見せてくれました。

 今の不安定な日本の状況下で、人を集めるのも大変な中、芋生は自分の試合に沢山の仲間を呼べた事は今後、彼の力にも必ずなっていくと思います。プロとして自分の試合を観たいと思ってくれる人間をつくる事、それも上を目指すには大切な条件です。彼にはこれから仲間と一緒にキャリアを積んでいくようにして更なる成長を目指してほしいと思います。

 皆さん熱のこもった応援誠に有り難うございました!これからもどうかよろしくお願い致します!

芋生選手から応援して下さった皆様へ

「皆さん。本当に応援ありがとうございました。勝利よりも皆が応援してくれたこと、喜んでくれたことが本当に嬉しいです。
涙まで流して喜んでくれる友人もいたので、それを見るとそんなに嬉しかったんだ。勝ててよかった。ボクシングって素晴らしいものなんだなと思いました。
ジムの仲間の声援も本当心強かったです。
自分一人じゃあそこまでやれてませんでした。
応援してくれた皆さん本当にありがとう!」

写真提供:こんどうさん
こんどうさんの写真館(下の6枚以外の写真もUPされています。)

20110405_1

20110405_2

20110405_3

20110405_4

20110405_5

20110405_6


芋生敏幸情報ブログ

試合組合せ表(日本ボクシングコミッションHPより)
4月4日(月)「スーパースピリットファイティング VOL.5」

【66kg 4回戦】

野﨑祐一郎(八王子中屋/5戦3勝2KO2敗)
 vs
宮本健太郎(渡嘉敷/4戦2勝2KO2敗)

 結果…判定負け3-0(39-38,39-38,39-37)



 届かなかった追い上げ、野崎祐一郎の復帰戦

 東日本大地震が起きて以来、八王子中屋ジムにとってのプロ公式戦。そして階級を上げ復帰を決めた野崎祐一朗の試合は、前半にとられたペースを後半に追い上げるも、後少し届かず、3−0の判定負けとなりました。

 去年、新人王獲得を目指して約4年ぶりに復帰を決めた野崎でしたが、去年は優勝候補のスラッガー、宮崎辰也選手相手に逆転のTKO負け。それから数ヶ月、少し長い休みをとった後、野崎の決断は勝ち上がるに従い試合間隔が短くなるトーナメントに再び出場するのではなく、家族と共に果たした復帰だからこそ、自分のペースで試合を行ない上を目指す、というものでした。

 そんなジムにとっても、野崎にとっても大切なこの試合、しかし前半は相手のペースとなりました。サウスポーの宮本健太郎選手の左ストレートボディ、野崎の右に合わせたカウンターに対してうまく対応出来ませんでした。

 しかし後半の3回から、何とか距離を潰しにいく事で活路を見出した野崎は、最終4回に互いにパンチを打ち合う打撃戦に巻き込んでいきました。相手の方が前半をとばしていた為、スタミナが切れていた一方、野崎は怒涛の連打を浴びせて逆転に近づいていきました。

 そんな追い上げの中、試合の終了のゴング。判定は前半をとっていた宮本選手に軍配が上がりました。

 この試合の判定が下される前、野崎は出された椅子に座りませんでした。

 それは後少しで逆転に近づけた事への悔しさ、まだ出し切っていなかったという現れだったのかもしれません。後少し、自分を奮い立たせる事が出来たなら、結果は変わっていたのかもしれません。

 しかし、もし出し切れなかったが故に立っていたのだとすれば、それは必ず次ぎに繋がる原動力になるはずです。

 今回の試合は震災以来、未だ予断の許されぬ状況の中で、それでもプロとしての試合を見せ手くれた野崎、相手の宮本選手に対し、会場からは溢れるばかりの拍手と歓声が起こっていました。野崎にとってはそれは、結果に結びつける事が出来なかった事もあり、悔しくもあったのかもしれません。

 だからこそ、次の試合では今回以上の内容と、何より結果を出してほしいと思います。

 野崎の負けは一人の負けではなく、ジムの負けでもあり、その悔しさも共に感じているものです。必ず野崎は、ジムは再び共に力強く立ち上がりますので、どうかその時まで今一度応援よろしくお願い致します!

 大変なときではありましたが、皆さん、本当に有り難うございました!


野崎選手から応援して下さった皆様へ

「応援ありがとうございました。
結果を残せなかったのは、ボクシングに対する自分の甘さだと思いました。
もう一度、1から自分に厳しくやっていこうと思います。
こんな俺ですが、応援よろしくお願いします。」

写真提供:こんどうさん
こんどうさんの写真館(下の5枚以外の写真もUPされています。)

110404_1

110404_2

110404_3

110404_4

110404_5


野崎祐一郎情報ブログ

試合組合せ表(日本ボクシングコミッションHPより)
 2月23日(水)後楽園ホールで行われた「DANGAN29」に日本ライト級10位 丸山伸雄選手が出場、見事2RTKO勝ちを収めました。

【62kg契約 8回戦】

丸山伸雄(日本ライト級10位/八王子中屋/17戦12勝3KO4敗1分)
  vs
森下 裕己(協栄/16戦10勝6KO5敗1分)

 結果…2RTKO勝ち

【入場・試合】




 日本ライト級10位 丸山伸雄 復帰2連続KO勝利

 皆さん、有り難うございました!

 2月23日、日本ライト級10位、丸山伸雄のランカーとなってから3戦目、元ランカーの森下裕紀選手相手に右の一発で2回TKO勝利となりました。

 初回、良い立ち上がりを見せたのはランク復帰に燃える森下選手。右ストレートを上下と打ち分けて対サウスポーに有効な攻撃を仕掛けてきました。相手にパンチがある事を感じた丸山は、ボディ打ちから威嚇するような大きなフックを振っていきました。そしてコンパクトな右フックを何度もヒットさせ、ペースを握ります。

 そして続く2回には左のボディ、フック、ストレートと追撃を加え、丸山はランカーになって以来随所に見せている、迫力ある攻撃で森下選手を後手に回らせていきます。そして更に攻撃的に前に出て、相手をコーナーに詰めると連打の中、右フックを痛打、よろけるようにしてダウンした森下選手を見てレフェリーがストップ。丸山のTKO勝利となりました。

 最初こそ相手のパンチ力を警戒する場面もありましたが、ある程度相手の動きを見極めると積極的に前へと出た丸山は一気に勝負を決めました。早い回で勝負を決めた事はそのまま丸山と相手の実力差を示したと言う事なのかもしれません。

 トップファイター、中森宏選手との大接戦での負けから復帰2連続KO勝利。去年、TKOでのランク獲得試合の前まで10勝のうち僅か1つのKO勝利だった丸山が、4戦で3つのKO勝利を積み重ねた事、いずれも倒した末のTKO勝利だった事が彼の成長をはっきりと現しています。

 キャリア序盤ではKO勝利が多かったが、進むに連れて相手のレベルが上がり、倒す事が出来なくなるボクサーは数多くいます。しかし、A級となってから倒して勝てるようになる事はそうはありません。

 反復練習の中で身体の使い方を学び、ようやく今、それが結果に結びつき始めたという事なのかもしれません。

 丸山はこの日見せた実力と、更なるものを身につけて、これから強豪達との対戦に臨みます。更なる期待と共に、変わらぬ応援宜しくお願い致します!


【勝利後のコメント】



丸山選手から応援して下さった皆様へ


「ジムの方も大学の仲間も職場の友人も、皆さん盛大な応援本当にありがとうございました。
さらに強くなり勝利で応えられるよう精一杯、努力します!ありがとうございました。

余談、今回の入場曲は向こうの手違いで武藤敬司ではなく蝶野正洋でした。
(第1回G1クライマックスを思い出しますね)」


写真提供:こんどうさん
こんどうさんの写真館(下の6枚以外の写真もUPされています。

20110223k1

20110223k2

20110223k3

20110223k4

20110223k5

20110223k6


写真提供:渡邊文幸
渡邊文幸PhotoGallery(下の6枚以外の写真もUPされています。)

20110223w1

20110223w2

20110223w3

20110223w4

20110223w5

20110223w6


◎丸山伸雄インタビュー 【2011/2/23 vs森下裕己】
試合前のインタビュー記事です。

◎丸山伸雄情報ブログ

◎東日本ボクシング協会公式携帯サイトボクシングモバイルの試合速報(有料)にも、試合内容と画像がUPされています。(無料ページもあります)



【S・フライ級 8回戦】

野崎 雅光(日本S・フライ級6位/12戦10勝4KO2敗/八王子中屋)
vs
久保 幸平(12戦9勝5KO2敗1分/セレス)

 結果…判定勝ち2-0

  野崎雅光VS久保幸平 対応力を得る為に

 2月14日、日本ミドル級タイトルマッチのセミセミで行なわれた日本スーパーフライ級6位の野崎雅光と3連続KO勝利中の久保幸平選手の8回戦は、前半に相手に奪われた試合のペースを、ボディ打ちで中盤、そこからのコンビネーションで後半に取り戻し2−0の判定で野崎が勝利を収めました。

 2009年の9月に東日本新人王準決勝で対戦した二人。その時は野崎が辛くも、しかし明確に2−0での判定勝利で決勝へと駒を進めました。それ以来の両者の対戦は初戦以上に激しい試合展開となりました。

 序盤、先にペースを掴んだのは久保選手。スピード溢れるパンチをボディに顔面へと散らしてきました。それに対し野崎はジャブを使って距離を探りながら右ストレートへと繋げます。それでも、独特のサウスポースタイルの間合いは野崎の距離感を鈍らせ、いつもの小刻み良い出入り、コンビネーションへと持ち込む事が出来ませんでした。

 しかし、3回には野崎が右のカウンターを決めると、続く中盤からはボディ打ちから活路を見出し、更に上へのコンビネーションで次第に久保選手の運動量を削って自分のペースを掴みます。そして後半の7回には久保選手の膝を折る程の右カウンターを決め、その後は仕留める寸前の所まで持ち込み最終回へと試合は持ち込まれました。

「前回の試合に負けて以来、野崎の事だけを考えてボクシングをやっていた。」

 久保選手は試合前のインタビューでそう答えたと聞きました。それはこの試合が正式に決まる前から野崎の耳にも入っていました。これはただのリベンジ戦ではなく、相手にとってはタイトルマッチにも似たモチベーションであるのだ、と感じさせました。しかしだからこそこの試合を中屋会長は組みました。野崎はその更に上を行かなければならなかったから、そんな相手を練習の中で超えるのではなく、試合の中で対応する姿を見せてほしい、そう会長は願ったのです。

 当初、多くの関係者に危険な相手を選んだと言われたこの試合。しかしそれに向け、野崎は特別な準備をしませんでした。行なったのはサウスポー対策のセオリーのみ。

 あるいは、もし負けてしまえば、それを言い訳にする事等到底出来ない程の惨めな敗戦となる危険があったと言えます。それでもあえて会長はこの試合はそのようにして迎える事を決めました。何故ならそれは練習では到底得難いであろう、試合中での対応力を更に身に付けてほしかったから。野崎にはこの試合で更に先に続く経験を、本番の中で、自分の力で身につけてほしかったからなのです。それがこの試合の狙いでした。

 そんな最終回、両者が最後まで手を休める事なく攻め続けました。一時は追いつめていた野崎でしたが、そのとどめを刺す事が出来なかったのは久保選手のその決意の強さが、野崎のそれを上回ったからなのだと思います。

 判定は2−0での勝利はありましたが、野崎にとっては勝利以上のとても大切な経験を積む事が出来ました。この経験を活かし、野崎はこれから特別なレベルへと向かいます。

 そんな野崎の経験力を次の試合でも感じて、更なる応援を宜しくお願い致します!



写真提供:こんどうさん
こんどうさんの写真館(下の6枚以外の写真もUPされています。













写真提供:渡邊文幸
渡邊文幸PhotoGallery(下の5枚以外の写真もUPされています。)












◎野崎雅光情報ブログ
  • ABOUT
八王子中屋ジム情報満載のブログです!
  • LINK
フェイスブック
ツィッター



一般会員HP

プロHP

Dailyハチナカ

後援会

  • カレンダー
12 2025/01 02
S M T W T F S
2 3 4
5 6 7 8 9 11
21 24 25
26 27 28 29 30 31
  • 最新コメント
[09/03 もーと]
[07/18 NONAME]
[04/18 NONAME]
[04/03 もーと]
[02/06 もーと]
[12/31 横濱の尚]
[11/13 もーと]
[10/30 もーと]
[10/22 原西]
[10/14 観戦者]
  • バーコード
  • プロフィール
■管理人:
八王子中屋ジム広報担当
■掲載した記事・画像・映像を無断で複製・転載・販売することは固くお断り致します。

  • ブログ内検索
  • アクセス解析
Copyright © 八王子中屋BOX All Rights Reserved.*Powered by NinjaBlog
Graphics By R-C free web graphics*material by 工房たま素材館*Template by Kaie