静めるように、奮い立たすように、
(撮影:こんどうさん)
【ライト級 8回戦】
丸山伸雄(日本ライト級9位/19戦13勝4KO5敗1分/八王子中屋)
vs
斉藤 司(13戦12勝7KO1敗/三谷大和スポーツ)
結果…3R2分7秒TKO負け
10月31日に行なわれた丸山伸雄選手の復帰戦は、同じく復帰戦の斉藤司選手相手に3回、右フックをテンプルにもらってしまい、効いてしまった所に追撃を受けキャリア初のTKO負けとなってしまいました。
初回、ジャブで様子をうかがう丸山に対し、動き回り右を放つ斉藤選手、スピードを活かしていました。そんな相手の動きに合わせてボディを攻める丸山、大きな振りのパンチもお互い見せて立ち上がりから緊張感がありました。
続く2回からボディ、更に上下に打ち分けて左のストレートを打ち込む丸山、走る右のパンチを積極的に打ち込む斉藤選手、両者更に攻撃的な試合を展開していきました。
そうして迎えた3回、プレッシャーを強めた丸山が出て来た所に、斉藤選手の右フックがテンプルを捉え、丸山は効かされてバランスを崩してしまいました。
その状態を見て勝負に出て来た斉藤選手のラッシュ、丸山は一時は凌ぐも、更なる追撃の右でよろめいてしまった所でレフェリーが間に入り試合が終了、3回2分7秒でTKO負けとなってしまいました。
本当に悔しい敗戦でした。
丸山はこの試合に向け、しっかりとそのテーマ、作戦を理解して、それを当日に実行する為、練習を重ね続けていました。
そして当日、実際に過去とは違う、今までにない落ち着きと柔らかさで試合と作戦を進めていきました。いつも見せていた狂おしい程の連続大振りフックも押さえ気味に、来るであろう勝負のタイミングを計っていました。
自らを静めるようにして臨んだ丸山の復帰戦に対し、相手の斉藤選手はこの様々な困難を経て迎えた復帰戦を、自らを奮い立たせるようにして臨んでいたような気もします。
そんな違った形で入っていった序盤、二人の復帰戦。
最初の大きなチャンスを自ら作り、それを見逃さず掴みきった斉藤選手の勝利は素晴らしいものだったと思います。
だから悔しくもありました。
丸山もまたランカーたるべく、この対戦、そして更に上の為、なし得なければならない変化を目指す中での戦い方を、見せてくれていた過程だったからです。
去年の終わりからこの対戦まで、大きな休みをとることなく戦い続けた丸山は、少し休息を取ります。懸けている気持ちが大きかった分だけの、お休みが必要な時なのだと思います。
試合の決着が訪れた後、数多くの丸山を支え続けてくれていた人達が言葉を失い、立ちすくんでいました。
その姿は応援をして下さった皆さん、仲間、誰もが悔しい思いだったのだということナノだと思い、しかしまた、そんなに気持ちを込めて応援をしてくれる多くの人達が彼を支えてくれていた事が嬉しくもありました。
丸山を応援して下さった皆さん、どうもありがとうございました。
(撮影:こんどうさん)
【ライト級 8回戦】
丸山伸雄(日本ライト級9位/19戦13勝4KO5敗1分/八王子中屋)
vs
斉藤 司(13戦12勝7KO1敗/三谷大和スポーツ)
結果…3R2分7秒TKO負け
10月31日に行なわれた丸山伸雄選手の復帰戦は、同じく復帰戦の斉藤司選手相手に3回、右フックをテンプルにもらってしまい、効いてしまった所に追撃を受けキャリア初のTKO負けとなってしまいました。
初回、ジャブで様子をうかがう丸山に対し、動き回り右を放つ斉藤選手、スピードを活かしていました。そんな相手の動きに合わせてボディを攻める丸山、大きな振りのパンチもお互い見せて立ち上がりから緊張感がありました。
続く2回からボディ、更に上下に打ち分けて左のストレートを打ち込む丸山、走る右のパンチを積極的に打ち込む斉藤選手、両者更に攻撃的な試合を展開していきました。
そうして迎えた3回、プレッシャーを強めた丸山が出て来た所に、斉藤選手の右フックがテンプルを捉え、丸山は効かされてバランスを崩してしまいました。
その状態を見て勝負に出て来た斉藤選手のラッシュ、丸山は一時は凌ぐも、更なる追撃の右でよろめいてしまった所でレフェリーが間に入り試合が終了、3回2分7秒でTKO負けとなってしまいました。
本当に悔しい敗戦でした。
丸山はこの試合に向け、しっかりとそのテーマ、作戦を理解して、それを当日に実行する為、練習を重ね続けていました。
そして当日、実際に過去とは違う、今までにない落ち着きと柔らかさで試合と作戦を進めていきました。いつも見せていた狂おしい程の連続大振りフックも押さえ気味に、来るであろう勝負のタイミングを計っていました。
自らを静めるようにして臨んだ丸山の復帰戦に対し、相手の斉藤選手はこの様々な困難を経て迎えた復帰戦を、自らを奮い立たせるようにして臨んでいたような気もします。
そんな違った形で入っていった序盤、二人の復帰戦。
最初の大きなチャンスを自ら作り、それを見逃さず掴みきった斉藤選手の勝利は素晴らしいものだったと思います。
だから悔しくもありました。
丸山もまたランカーたるべく、この対戦、そして更に上の為、なし得なければならない変化を目指す中での戦い方を、見せてくれていた過程だったからです。
去年の終わりからこの対戦まで、大きな休みをとることなく戦い続けた丸山は、少し休息を取ります。懸けている気持ちが大きかった分だけの、お休みが必要な時なのだと思います。
試合の決着が訪れた後、数多くの丸山を支え続けてくれていた人達が言葉を失い、立ちすくんでいました。
その姿は応援をして下さった皆さん、仲間、誰もが悔しい思いだったのだということナノだと思い、しかしまた、そんなに気持ちを込めて応援をしてくれる多くの人達が彼を支えてくれていた事が嬉しくもありました。
丸山を応援して下さった皆さん、どうもありがとうございました。
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