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5月12日(土)〈ウクライナ〉

■WBA世界ミドル級タイトルマッチ 12回戦
ジェナディ・ゴロフキン(WBA世界ミドル級チャンピオン/22戦22勝19KO/カザフスタン)
   vs
淵上 誠(WBAミドル級8位/25戦19勝10KO6敗/八王子中屋)
 結果…3RTKO負け

  応援ありがとうございました!淵上誠の世界初挑戦


(写真提供:山田純男)

 5月12日(土)ウクライナは首都のキエフ郊外、ブロバリーにあるThe Telminalにて行なわれた”薩摩コング”淵上誠のWBA世界ミドル級初挑戦は、王者ゲンナジー・ゴロフキン選手の3回TKO勝利となり、悔しい敗戦となりました。

 試合は初回終了間際に切ったであろう右目上のカットが、何よりも淵上にとって厳しい試合展開となりました。

 続く2回には傷口を巧みに狙われ、流れる血に距離を奪われた淵上はスリップ気味ではありましたがダウンを喫し、苦しい展開に。

 そして3回、再びダウンを重ねられ、攻め込まれる中、レフェリーのストップとタオルが同時に入れられ試合終了。淵上誠の世界初挑戦は、何かを起こす前、3回TKOでの敗戦となりました。

 全ては強いチャンピオンへの挑戦だったからこその結果だったと思います。


 また入場時にはアウェーとは思えない沢山の方々の声援を受け、淵上はリングに入って行きました。


(写真提供:山田純男氏)


(写真提供:日野自動車 ロシア支店)

 初めて見るであろう淵上の、またボクシングの試合だった方々も数多かったと思うのですが、本当に心にしみる応援を皆様に頂きました。

 日本でも期待を持って試合結果を待って下さった方々もいたと思います。

 そんな期待に応えられなかった事は、本当に申し訳なく思います。


 この敗戦から、淵上は八王子中屋ジムは何を学べたのか?それを示す為、淵上にはしばらくの休養をとってもらいたいと思います。

 そして再び、リングに戻って来た時に学べたもの、より大きくなった姿を見せてほしいです。

 デビュー時5人程しかいなかった応援が、東欧の地で100を超えるほどの人々に背中を押され、

 敗戦で始まり、負け勝ちを繰り返していたキャリアから、アマチュア、プロと世界最高レベルの王者を相手に世界タイトルに挑戦をした淵上誠のボクシング人生。

 いつだって淵上はタイトル戦の後、大きな力を付けてリングに戻って来ました。今度も必ずそれを見せてくれると思いますので、皆様、これからも変わらぬ大きな応援、何卒よろしくお願い致します。

 本当に、ありがとうございました!


(試合翌日、トヨタ-ウクライナの皆さんが中心となり励ましの会を開いて下さいました。皆様、本当にありがとうございました!)
 
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