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 5月4日(土)後楽園ホールにて行われる『第37回ファイティング・スピリット・シリーズ・第513回ダイナミックグローブ・日本中重量級最前戦』。

 後1週間をきり、チケットも残り僅かとなっている注目試合、その各試合の見所を掲載致します。





(フロム当日のプログラムから)

==メインイベント==

■東洋太平洋ミドル級タイトルマッチ12回戦
淵 上 誠
[チャンピオン/WBC世界同級14位/20勝(11KO)7敗/八王子中屋]
   vs
柴田明雄
[挑戦者/日本S・ウェルター級王者/20勝(9KO)7敗1分/ワタナベ]

 今夜のメインイベントは日本人中量級の頂点を決める一戦と言っていいだろう。東洋太平洋ミドル級王者の淵上誠(八王子中屋)が日本スーパーウエルター級王者の柴田明雄(ワタナベ)を初防衛戦の挑戦者に迎えた。
 日本、東洋太平洋王座で歴戦を重ねてきた淵上は世界初挑戦で昨年5月にウクライナでWBA世界ミドル級王者のゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)と拳を交えた。日本人では極めて珍しいミドル級での世界挑戦に陣営やファンは淡い期待を抱いたが、強豪王者にわずか3回で沈められた。
 この経験を糧にして、再起戦を兼ねた昨年10月のマーロン・アルタ(フィリピン)との東洋太平洋同級王座決定戦を6回終了TKO勝ちで王座返り咲きした。
 柴田は昨年6月、前王者の中川大資(帝拳)を得意のアウトボクシングで封じ込み、こちらも王座返り咲き。2度の防衛戦を経ても、安定を望まずに淵上へのアタックを決めた。
 ロンドン五輪男子ミドル級金メダリストの村田諒太(三迫)が4月12日にプロ転向を宣言した。村田のプロテストのスパーリングパートナー候補に淵上の名前も上がったほど。デビュー3、4戦目で日本、東洋太平洋王座挑戦に駒を進める可能性は十分。大物新人の前に立ちはだかるのは、この一戦の勝者に違いない。
 試合は淵上がやや優位と見る。柴田はパワー差を埋めるためにリングを広く使ったアウトボクシングに徹するだろう。淵上は距離が近づいた時に左カウンターでダメージを奪い、柴田の動きを鈍らせたいところ。柴田はカッとなる性格を抑え、打ち合いに応じず、最後まで作戦を貫けば勝機は見えてくる。
(スポーツ報知・飯塚康博)


==セミファイナル==

■東洋太平洋ライト級王座決定戦&日本ライト級タイトルマッチ12回戦
加藤善孝
[日本ライト級王者/東洋太平洋同級1位/24勝(7KO)4敗1分/角海老宝石]
   vs
佐々木基樹
[WBC世界同級16位/元東洋太平洋2階級王者/元日本S・ライト級王者/39勝(24KO)9敗1分/帝拳]

 セミファイナルはライト級世界戦線に残るためのサバイバルマッチだ。WBC世界ライト級1位の荒川仁人(八王子中屋)が世界挑戦準備のために返上した空位の東洋太平洋ライト級王座と、日本ライト級王者の加藤善孝(角海老宝石)が自身の日本タイトルをかけて2度の世界挑戦の経験がある佐々木基樹(帝拳)と対戦する。
 今年でデビュー10年目の加藤は、2011年5月に王座決定戦で稲垣孝(フラッシュ赤羽)を3―0の判定で下し、日本ライト級王座を獲得した。正確な左ジャブとパワフルな右ストレートを武器に、今年2月の指名挑戦者の鈴木悠平(真正)との一戦までの4度の防衛戦では1位選手を3度退け、着実に力を付けてきた。
 37歳の佐々木は、変則スタイルから繰り出す強打で、日本スーパーライト級、東洋太平洋スーパーライト級、ウエルター級の3冠を獲得した歴戦の猛者。2009年にWBAウエルター級、2011年にはWBCライト級と2度の世界挑戦している“しぶと過ぎる”ベテランにとって、これが世界へ羽ばたくための最後のチャンスのはずだ。
 加藤は5月下旬に第1子誕生を控えており、気合は一層高まる。大一番ではジャブとワンツーで圧力をかけて自分の距離になったところで丹念に攻めたい。2年ぶりのタイトル戦の佐々木は的を絞らせないように序盤からトリッキーな攻撃で加藤を戸惑わせていきたい。
 最近の出来栄えから言えば、加藤がやや有利だが、佐々木も策士。勝負は最後までもつれるだろう。
(スポーツ報知・飯塚康博)


==世界前哨戦==
■62kg 10回戦
荒川仁人
[WBC世界ライト級1位/WB0世界ライト級5位/26戦23勝15KO2敗1分/八王子中屋]
   vs
パクプーム・オーベンジャマッド
[10戦8勝3KO2敗/タイ]

昨年の11月24日。メキシコの首都メキシコシティにて行われたWBC世界ライト級挑戦者決定戦にて、世界同級1位の荒川仁人が、世界同級2位シルバー王者のダニエル・エストラダと戦った。
 試合は荒川がペースを握って進んだ。が、そこではアウェー以上の裁きが彼を待っていた。
 荒川のジャブが世界2位の瞼を切り裂き、フックが鼻をへし折り、ストレートがメキシカンをロープに吹き飛ばした。そしてあらゆる左が相手の目を腫れ上がらせていった。
 しかしカットは頭突きとされ、ロープダウンは取られず、ポイントは一方的に相手へと傾いた。
 そして迎えた10回、荒川の左で腫れ上がった目の酷さにレフェリーが突然、試合を止めた。荒川のパンチによるTKO勝利かと思われたが、腫れは肘によるものだとされ、そこまでの採点により荒川は負傷判定負けとされてしまった。
 試合後に行われたWBC総会にて荒川はエストラダとの再戦指令を受ける、しかしその後に相手陣営が再戦拒否を発表。今年2月に荒川は再び世界1位と還った。総括団体が、相手が、本当の勝者を物語ったのた。
 現在、荒川が目指すWBC世界ライト級タイトルを保持する時期スーパースター候補のエイドリアン・ブローナー(26戦全勝22KO、USA)は、6月22日に2階級上で世界挑戦が決定している。通常、それはベルト返上を意味し、荒川がその空位に挑戦することになる。
 だからこそ、その世界挑戦に向けての準備をする為、荒川は今宵、決意を胸に前哨戦を行う。一人でも多くの応援と共に。
(中屋一生)


==第3試合==
■ミドル級6回戦
福本祥馬
[元高校5冠/1勝(1KO)/八王子中屋]
   vs
相沢謙次
[2006年度東日本新人王/6勝(1KO)11敗/オサム]

 前座の中で最も注目すべき試合は、間違いなくこの福本祥馬と相澤謙次のミドル級6回戦だ。
 福本は習志野高校時に5冠を達成後、東洋大学を中退。先日プロ転向を表明したロンドン五輪金メダリストの村田諒太は、同じ大学、階級の先輩であった。そしてその後、昨年10月にプロでの先輩、東洋ミドル級王者の淵上誠の前座として日野市でデビュー。60戦を超える戦績の比国人相手に右アッパー一発でTKO勝利を飾った。
 対する相澤は、淵上がミドル級で優勝した06年にS・ウェルター級で東日本新人王を獲得。現在は国内外トップレベル相手に連敗中ではあるが、手数の多いスタイルは福本のプロでの適性を見るのに最高の相手であり、ミドル級らしい迫力ある展開が繰り広げられそうだ。
 今、最も話題が多い国内ミドル級戦線。福本が注目されるに値する試合を見せられるのか、あるいはベテラン相澤の意地がプロの洗礼を浴びせるのか、期待される重量級の新星がとうとう後楽園ホールにその姿を現す。
(中屋一生)


==第2試合==
■ウェルター級6回戦
大村朋之
[5勝(2KO)3敗/イマオカ]
   vs
中野真左人
[4勝(3KO)3敗1分/花形]


 攻めに活路を見出すタイプの二人。
 大村は豊富な手数で押し込み、流れの中でダウンを奪うスタイルを持ち、昨年12月に3回TKO勝利で新人王予選戦敗退から復帰を果たした。
 対する中野は2年半振りの復帰戦。4勝の内3つがKOという数字が示すように、大きな振りで会場を沸かせる豪腕系のボクシングが持ち味だ。
 大村は出稽古で東洋太平洋S・ウェルター級王者のチャーリー太田などとスパーを積み、実力を向上させた。
 中野はボクシングから離れた時期が、むしろ自分のスタイルに良い意味で変化をもたらす可能性がある。
 試合はより守備の向上を見せたほうが、有利な展開へと結びつけるだろう。しかし決め手はやはり、いかにして自分の土俵に持ち込めるかにかかっている。組み立てある試合が出来れば、それは今後、更に活きる経験となるだろう。

==第1試合==
■S・ライト級4回戦
三谷雄造
[4勝(1KO)1敗/八王子中屋]
   vs
ベルジェール・ジョナサン
[3勝(1KO)1敗/18古河]

 第一試合は広島県出身の三谷雄造と、フランスはパリ出身のベルジェール・ジョナサンがS・ライト級で対戦する。
 両者はそれぞれ今年の東日本新人王予選にライト級で三谷が、S・ライト級でジョナサンが参加。試合日も同じ8月6日だ。
 三谷は178㎝と主戦場のライトでは長身だが、「仏蘭西ザムライ」ジョナサンは更に高い183㎝。三谷にとっては上の階級で闘う事自体が挑戦であり、ジョナサンにとっては最後の試合がウェルターであったことで、減量が勝負となる。
 右の三谷と左のジョナサン、それぞれが選択する戦略が流れを左右し、戦術が試合を決めるだろう。第1試合目に相応しい、景気の良い打撃戦を期待したい。
(中屋一生)



 観戦ガイド:第37回ファイティング・スピリット・シリーズ・第513回ダイナミックグローブ・日本中重量級最前戦

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