6月24日(木)「最強後楽園」日本タイトル挑戦権獲得トーナメント〈後楽園ホール〉
◎ライト級 6回戦
丸山 伸雄(八王子中屋/日本ライト級11位/15戦11勝2KO3敗1分)
vs
中森 宏(平仲BS/日本ライト級9位/30戦27勝15KO2敗1分)
結果…判定負け 2-1(58-57,57-58,59-57)
破れはしたが、感じさせなかった相手の強さ、見せた自分の成長!
丸山伸雄選手の日本タイトル挑戦権をかけた試合『最強後楽園』は接戦の末、1−2の判定で中森宏選手に敗れました。
しかし試合前、会場に足を運んだ人達の中で、どれ程の数の人達がこのような試合内容になると考えていたでしょうか?
2003年に10代で全日本新人王となり、それ以降トップランカーとしてライト級の中心にいた中森選手、その才能あふれる動きで常に注目されて来ました。
一方、2005年にプロデビューし、今年3月にタフな熊野選手を破って日本ランク入りを果たした丸山選手は、地味ながらも少しずつ自分の実力をつけ、ようやくこの日を迎えました。
この2人を比較するのなら、その歴然としたキャリアと才には、明白な差を感じずにはいられないでしょう。実際にボクシングの識者であればある程、この差ははっきりと見ていたはずです。
しかし、それでも勝負は出来るのだ、という事を丸山選手は見せつけてくれました。
日本タイトル挑戦権獲得トーナメント『最強後楽園』ライト級準決勝。その初回、ペースを掴んだのは丸山選手の方でした。左ストレートを効果的にボディに当て、しっかりとガードを堅めることで、中森選手の攻撃を防ぎ、続く2回も左ボディ、フックそして返しの右フックと直撃させて、自ら流れを作りました。
3回にも右フックをカウンターでヒットさせる丸山選手に対し、いつものような攻撃的なボクシングを全く展開出来ない中森選手はリズムに乗る事が出来ません。
そうして続く後半、試合は意外な展開を見せました。あの中森選手が足を使い、ジャブを使い、リングを動き回り始めたのです。どうやら片方の腕にアクシデントが起きた様子でした。
そんな中森選手に対し、丸山選手は追いかける形で攻め立てました。しかし、この相手のアクシデントが、逆に丸山選手にとって試合のリズムを奪っていきました。後半にこそ強者との勝負の時が来る、と丸山選手は迎え撃つ決意を、山場を作るはずだったのです。
しかしこの相手の作戦変更に、丸山選手は上手く対応する事が出来ませんでした。それこそキャリアの差で捌かれてしまったのです。しかし、それでも試合終了のゴングが鳴ったとき、予想を覆す、という意味では丸山選手は結果を出した、とも言えるかもしれません。
その普段の攻撃的な中森選手を知る者や、多くの応援者達はあるいは彼の前半の消極的なボクシングに悪コンディション、あるいは衰えを感じた人もいるのではないでしょうか。しかしそれは丸山選手が相手の良さをつぶした故の結果と言えました。
もし2人を”何か”を持つ者と、持たぬ者、として分けるのなら、丸山選手は間違いなく後者でした。しかし、気づけば持たぬ者が持つ者からその”何か”を奪い取っていたのです。
相手の打ち辛い位置に身体のポジションを置き、相手の嫌なタイミングでパンチを打ち込む。丸山選手を応援する多くの人々は、戦前に予想していた程の実力差をこの日の中森選手からは感じなかったのではないでしょうか?それこそが丸山選手の成長の証だと言えたのです。
相手は強かった、しかし丸山も負けてはいなかった。それがこの日彼が見せてくれたものだったのかもしれません。
今回の試合で、丸山は結果を残す事は出来ませんでした。しかし、そのボクシングを確実に進歩させた事は間違いありません。
本人はこの結果を自分の実力としてしっかりと受け入れています。それはきっと彼をまた成長させて行く為の、糧となっていくのでしょう。
少しずつ、少しずつ、でも、確実に。
皆様、丸山伸雄の応援本当に有り難うございました!
「今日はたくさんの応援本当にありがとうございました。みなさんの応援が嬉しかったです。立派な応援幕もありがとうございました。
中森選手にはあと少しまで迫りましたが、その少しは大きかったです。自分の力が足りませんでした。
少し休みます。
今日は本当にみなさんありがとうございました! 丸山伸雄」
■ 写真提供:こんどうさん
こんどうさんの写真館(下の5枚以外の写真もUPされています。)
■ 写真提供:渡邊文幸
渡邊文幸PhotoGallery(下の5枚以外の写真も沢山UPされています。)
■ 東日本ボクシング協会公式携帯サイトボクシングモバイルの試合速報(有料)にも、試合内容と画像がUPされています。(無料ページもあります)
◎ライト級 6回戦
丸山 伸雄(八王子中屋/日本ライト級11位/15戦11勝2KO3敗1分)
vs
中森 宏(平仲BS/日本ライト級9位/30戦27勝15KO2敗1分)
結果…判定負け 2-1(58-57,57-58,59-57)
破れはしたが、感じさせなかった相手の強さ、見せた自分の成長!
丸山伸雄選手の日本タイトル挑戦権をかけた試合『最強後楽園』は接戦の末、1−2の判定で中森宏選手に敗れました。
しかし試合前、会場に足を運んだ人達の中で、どれ程の数の人達がこのような試合内容になると考えていたでしょうか?
2003年に10代で全日本新人王となり、それ以降トップランカーとしてライト級の中心にいた中森選手、その才能あふれる動きで常に注目されて来ました。
一方、2005年にプロデビューし、今年3月にタフな熊野選手を破って日本ランク入りを果たした丸山選手は、地味ながらも少しずつ自分の実力をつけ、ようやくこの日を迎えました。
この2人を比較するのなら、その歴然としたキャリアと才には、明白な差を感じずにはいられないでしょう。実際にボクシングの識者であればある程、この差ははっきりと見ていたはずです。
しかし、それでも勝負は出来るのだ、という事を丸山選手は見せつけてくれました。
日本タイトル挑戦権獲得トーナメント『最強後楽園』ライト級準決勝。その初回、ペースを掴んだのは丸山選手の方でした。左ストレートを効果的にボディに当て、しっかりとガードを堅めることで、中森選手の攻撃を防ぎ、続く2回も左ボディ、フックそして返しの右フックと直撃させて、自ら流れを作りました。
3回にも右フックをカウンターでヒットさせる丸山選手に対し、いつものような攻撃的なボクシングを全く展開出来ない中森選手はリズムに乗る事が出来ません。
そうして続く後半、試合は意外な展開を見せました。あの中森選手が足を使い、ジャブを使い、リングを動き回り始めたのです。どうやら片方の腕にアクシデントが起きた様子でした。
そんな中森選手に対し、丸山選手は追いかける形で攻め立てました。しかし、この相手のアクシデントが、逆に丸山選手にとって試合のリズムを奪っていきました。後半にこそ強者との勝負の時が来る、と丸山選手は迎え撃つ決意を、山場を作るはずだったのです。
しかしこの相手の作戦変更に、丸山選手は上手く対応する事が出来ませんでした。それこそキャリアの差で捌かれてしまったのです。しかし、それでも試合終了のゴングが鳴ったとき、予想を覆す、という意味では丸山選手は結果を出した、とも言えるかもしれません。
その普段の攻撃的な中森選手を知る者や、多くの応援者達はあるいは彼の前半の消極的なボクシングに悪コンディション、あるいは衰えを感じた人もいるのではないでしょうか。しかしそれは丸山選手が相手の良さをつぶした故の結果と言えました。
もし2人を”何か”を持つ者と、持たぬ者、として分けるのなら、丸山選手は間違いなく後者でした。しかし、気づけば持たぬ者が持つ者からその”何か”を奪い取っていたのです。
相手の打ち辛い位置に身体のポジションを置き、相手の嫌なタイミングでパンチを打ち込む。丸山選手を応援する多くの人々は、戦前に予想していた程の実力差をこの日の中森選手からは感じなかったのではないでしょうか?それこそが丸山選手の成長の証だと言えたのです。
相手は強かった、しかし丸山も負けてはいなかった。それがこの日彼が見せてくれたものだったのかもしれません。
今回の試合で、丸山は結果を残す事は出来ませんでした。しかし、そのボクシングを確実に進歩させた事は間違いありません。
本人はこの結果を自分の実力としてしっかりと受け入れています。それはきっと彼をまた成長させて行く為の、糧となっていくのでしょう。
少しずつ、少しずつ、でも、確実に。
皆様、丸山伸雄の応援本当に有り難うございました!
「今日はたくさんの応援本当にありがとうございました。みなさんの応援が嬉しかったです。立派な応援幕もありがとうございました。
中森選手にはあと少しまで迫りましたが、その少しは大きかったです。自分の力が足りませんでした。
少し休みます。
今日は本当にみなさんありがとうございました! 丸山伸雄」
■ 写真提供:こんどうさん
こんどうさんの写真館(下の5枚以外の写真もUPされています。)
■ 写真提供:渡邊文幸
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