今週末27日(金)にメキシコデビューを控える日本スーパーフライ級8位の野崎雅光選手と共にメキシコ入りした日本ライト級王者の荒川仁人選手が、本日早朝、グアダラハラで滞在するアパートを出て、空港へ向かいました。
(お疲れさまでした、荒川さん。
今回のまさのメキシコ遠征に荒川さんが参加した事、それはやはり大きな事でした。本人にとってはもちろんのこと、まさにとっても、です。
荒川さんはこの遠征に参加するにあたり、長く働かせて頂いていた彼のスポンサーでもある田野倉建設さんを辞める決断をしました。
誰に対しても誠実な性格の荒川さんは、日本タイトル獲得以来、ボクシングを中心とした生活を望んでいた一方で、お世話になった方々に迷惑をかけられないと、今までの生活を持続する事で自分のボクシングを高めて行きました。
勤め先でもそんな荒川さんへ配慮をして下さり、ボクシングのスケジュールに合わせたシフトに変えて下さりました。だからこそここまで荒川さんはタイトルを防衛し、成長出来たのだと思います。田野倉社長、スタッフの皆様、本当にありがとうございました。
そしてそんな荒川さんが今、次の更なる高みに向かう決意をしたのです。
それは今年2月にラスベガスで観戦した、自分の階級である世界戦が彼をそう確信させた事でもありました。
荒川仁人が世界を観戦
決して世界まで届かない距離ではない。
しかし、また彼は同時に観戦前の日本にいた頃から感じていた事も改めて確信したのです。
ただ今のままでは絶対にそこには届かない。
それを確信したが故、今ままで以上にボクシングにすべてを注がなければ得られない、そんな場所を目指す為、環境を変える決断を荒川さんはしたのです。
そして今回の彼の決意を後押し、それを問いたのはジムでした。
今回のまさが得た挑戦のチャンスを、同時に荒川さんのチャンスにも広げたかったのです。それはまたチャーリーにも、後の淵上くんへも繋げて行きたい、そして更に次の世代の選手達へも。
今が本当の勝負の時、決意の時なのだとジムは判断しました。
それは同時に荒川さんの決意の時でもあったのだと思っています。何故なら彼がジムのリーダーだったからです。
彼にはその決意を後援して下さる方々に伝えるよう頼みました。今、必死に頑張らなければたどり着けないのだという事、その為には今、更なる助けが必要なのだという事を。
決して楽に集中出来る環境がほしい、というのではなく、これから迎える更に苦しい、しかしきっと凄い世界、それを皆で一緒に迎えたらという思いだけなのです。
彼を支えて下さっている皆様、そんな荒川さんの決断、決意を、彼が日本に帰って来た際にはどうか受け止め、彼を支援して下さる事、よろしくお願い致します。
荒川さんは今回の遠征で更に視野を広く、しかし一点を目指して頑張ります!どうか皆様応援よろしくお願い致します!
(進んで自ら掃除をしてくれた荒川さん。住まわせてもらっている者の有るべき姿を背中で語ってくれました。)
(帰国直前まで(そしてきっと帰国中も)スペイン語を勉強していた荒川さん。外国にでる者の心構えを体現してくれていました。)
(さまとメキシコでの最後の写真撮影。
まさ!荒川さんが残していったメッセージ、激励を胸にこれから更に頑張るんだ!
皆さん、熱い抱擁で荒川さんを迎えて下さいね。
*ただ今荒川さんは乗り継ぎのヒューストンにいると思われます。
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