全てが活きた経験に!横田知之、沖縄での復帰戦!

(写真:太田修一郎)
■ 6月19日(日)「琉球拳闘伝~東北関東大震災チャリティー試合~」
会場:中城村民体育館

【71.0kg 4回戦】
横田 知之(八王子中屋/2戦1勝1KO1敗)
vs
糸山 良太(沖縄ワールドリング/6戦4勝3KO2敗)
結果…3RKO勝ち
南国沖縄で行なわれた横田知之選手の約1年ぶりの復帰戦は、序盤苦戦を強いられるも、ワンツーの右ストレート一発で、相手の糸山良太選手を痛烈に倒し、見事な3回TKO勝利を掴みました。
両者ジャブの刺し合いで始まった初回、最初にペースを掴んだのは糸山選手、ダッキングをしながら距離を詰め、ボディにパンチを集めてきました。横田はそれをブロックから返しの左フックで対抗します。
2回、そんな距離を詰めて来る相手を上体の動き、足で捌いていく横田。しかしダックからの右フックを好打した糸山選手は更にラッシュを仕掛けてきました。
そうして試合の流れが相手に傾く中で迎えた3回、横田は更にジャブを出し、更に足を使って動き回ります。
それを追うようにして攻めて来る糸山選手、そこに横田のワンツーが最高のタイミングで相手の顔面を捉えました。
よろめくようにダウンをするとレフェリーがカウントを取り始めました。何とか立ち上がるも、しかし再び足がもつれ倒れる糸山戦手、10カウントにより横田の復帰戦は3回KO勝利となりました。
自分の試合数日前に仲間の林和希が好内容、好結果で復帰戦を勝利で飾る姿。きっと横田も刺激と勇気を与えられたのかもしれません。
またこの横田とトシトレーナーの沖縄試合の為に、自らの意思で共に来てくれた仲間がいました。同僚の東洋太平洋&日本スーパーウェルター級王者のチャーリー太田選手、芋生敏幸選手、そしてチャーリーの後援者である太田社長。皆、横田の勝利の為に共に頑張ってくれました。
王者のチャーリーと自腹を切って来てくれた(!)芋生くんがセコンドに、そして観戦者としてではなく、ストップウオッチで時間を見てくれた太田社長。皆、間違いなく一緒に戦う為に来てくれました。
いつもの慣れ親しんだ後楽園ではなく、長い移動、アウェーの地、ついて来てくれた仲間、そんないつもと違う風景が横田の今後の成長を更に促してくれるのだと思います。
また横田を優しく迎え入れてくれた伊礼さん達にも大きな感謝を感じます、ありがとうございました!
大きな試合を乗り越えた横田の次の試合を、皆さんも楽しみにしていて下さい!沖縄の皆さん、本当にありがとうございました!
*太田社長があちらの模様を書いて下さいました!
暑くてアツい、沖縄 その1
暑くてアツい、沖縄 その2
(写真:太田修一郎)
■ 6月19日(日)「琉球拳闘伝~東北関東大震災チャリティー試合~」
会場:中城村民体育館
【71.0kg 4回戦】
横田 知之(八王子中屋/2戦1勝1KO1敗)
vs
糸山 良太(沖縄ワールドリング/6戦4勝3KO2敗)
結果…3RKO勝ち
南国沖縄で行なわれた横田知之選手の約1年ぶりの復帰戦は、序盤苦戦を強いられるも、ワンツーの右ストレート一発で、相手の糸山良太選手を痛烈に倒し、見事な3回TKO勝利を掴みました。
両者ジャブの刺し合いで始まった初回、最初にペースを掴んだのは糸山選手、ダッキングをしながら距離を詰め、ボディにパンチを集めてきました。横田はそれをブロックから返しの左フックで対抗します。
2回、そんな距離を詰めて来る相手を上体の動き、足で捌いていく横田。しかしダックからの右フックを好打した糸山選手は更にラッシュを仕掛けてきました。
そうして試合の流れが相手に傾く中で迎えた3回、横田は更にジャブを出し、更に足を使って動き回ります。
それを追うようにして攻めて来る糸山選手、そこに横田のワンツーが最高のタイミングで相手の顔面を捉えました。
よろめくようにダウンをするとレフェリーがカウントを取り始めました。何とか立ち上がるも、しかし再び足がもつれ倒れる糸山戦手、10カウントにより横田の復帰戦は3回KO勝利となりました。
自分の試合数日前に仲間の林和希が好内容、好結果で復帰戦を勝利で飾る姿。きっと横田も刺激と勇気を与えられたのかもしれません。
またこの横田とトシトレーナーの沖縄試合の為に、自らの意思で共に来てくれた仲間がいました。同僚の東洋太平洋&日本スーパーウェルター級王者のチャーリー太田選手、芋生敏幸選手、そしてチャーリーの後援者である太田社長。皆、横田の勝利の為に共に頑張ってくれました。
王者のチャーリーと自腹を切って来てくれた(!)芋生くんがセコンドに、そして観戦者としてではなく、ストップウオッチで時間を見てくれた太田社長。皆、間違いなく一緒に戦う為に来てくれました。
いつもの慣れ親しんだ後楽園ではなく、長い移動、アウェーの地、ついて来てくれた仲間、そんないつもと違う風景が横田の今後の成長を更に促してくれるのだと思います。
また横田を優しく迎え入れてくれた伊礼さん達にも大きな感謝を感じます、ありがとうございました!
大きな試合を乗り越えた横田の次の試合を、皆さんも楽しみにしていて下さい!沖縄の皆さん、本当にありがとうございました!
*太田社長があちらの模様を書いて下さいました!
暑くてアツい、沖縄 その1
暑くてアツい、沖縄 その2
この経験は未来の糧の為 野崎雅光メキシコ第2戦

(明確な目標が目の前に、そこに向かうまでの引き算をする。)

6月18日(土)〈アレナVFG/メキシコ、グアダラハラ〉
【53kg 6回戦】
野崎雅光(八王子中屋/14戦12勝(4KO)2敗)
vs
?
結果…相手が行方不明で中止
”八王子の小天狗”野崎雅光選手の”メキシカンドリーム”までの道のりはこれからも色々とありそうです。
6月18日(土)メキシコ、グアダラハラのアレナVFGにて行なわれたWBC世界S・ウェルター級タイトルマッチ。その前座で出場予定だった野崎のメキシコ進出第2試合は、入場直前に控え室に呼び戻され、結局最後は相手が現れなかったため、中止となりました。
野崎は、会長は、中屋ジムは最高の試合をする準備がありました。
前回のメキシコデビュー戦、野崎は不覚にも食中毒に冒され、思うようにリングを動き回ることが出来ませんでした。その為、また大きな試合の前座でもある為、野崎は本来の自分の試合を見せなければなりませんでした、自分の価値を証明する為です。
しかし相手は前日の計量でも姿を見せず、当日もその姿を現しませんでした。
リングインをして、ゴングが鳴り、相手がそこに現れるまで試合が行なわれるかは分からない。
そんなメキシコでの事実を彼はまさに経験したのです。
野崎が今戦っているのは対戦相手以上に、そんなメキシコの常識と日本での常識、その間にあるズレにあるのかもしれません。
また、あるいは野崎は同僚の東洋太平洋&日本スーパーウェルター級王者であり、アメリカ人である中、日本で生活をしているチャーリー太田に対し、今まで以上の尊敬の念を抱いているかもしれません。文化が全く違う国では、生活するだけでも大変なのだという事を、野崎もまたチャーリーのように感じているのです。
確かに、今回の大舞台で試合を出来なかった事は非常に残念な事でした。
しかしここはあくまで通過点。
このような経験もこれから先に進む上では、必ず必要だったのだとも思います。
もしも、次にまた野崎が、ジムがこのような事態に立たされた時、今までの経験をどこまで活かせるか、どこまでタフになれるのか、その先に見えるものはなんなのか。
それを想像し、そこを目指して、野崎は改めてメキシコの地で活動します。
この経験は未来の糧の為。
まだ誰もした事のない形で、まだ誰も通った事のない道を、その先にある成功に向かって野崎雅光と八王子中屋ジムは開拓者と同じ痛みと、芸術家のような喜びで持ってこれからも頑張って行きたいと思います。
ただ今日本に帰国中の野崎、来週には早くも再びメキシコへと向かいます。自分の周辺と心の準備をしっかりと整え、野崎は更に大きくなって来ます。
皆様、どうか応援、そして見守っていて下さい!よろしくお願い致します!
(明確な目標が目の前に、そこに向かうまでの引き算をする。)
6月18日(土)〈アレナVFG/メキシコ、グアダラハラ〉
【53kg 6回戦】
野崎雅光(八王子中屋/14戦12勝(4KO)2敗)
vs
?
結果…相手が行方不明で中止
”八王子の小天狗”野崎雅光選手の”メキシカンドリーム”までの道のりはこれからも色々とありそうです。
6月18日(土)メキシコ、グアダラハラのアレナVFGにて行なわれたWBC世界S・ウェルター級タイトルマッチ。その前座で出場予定だった野崎のメキシコ進出第2試合は、入場直前に控え室に呼び戻され、結局最後は相手が現れなかったため、中止となりました。
野崎は、会長は、中屋ジムは最高の試合をする準備がありました。
前回のメキシコデビュー戦、野崎は不覚にも食中毒に冒され、思うようにリングを動き回ることが出来ませんでした。その為、また大きな試合の前座でもある為、野崎は本来の自分の試合を見せなければなりませんでした、自分の価値を証明する為です。
しかし相手は前日の計量でも姿を見せず、当日もその姿を現しませんでした。
リングインをして、ゴングが鳴り、相手がそこに現れるまで試合が行なわれるかは分からない。
そんなメキシコでの事実を彼はまさに経験したのです。
野崎が今戦っているのは対戦相手以上に、そんなメキシコの常識と日本での常識、その間にあるズレにあるのかもしれません。
また、あるいは野崎は同僚の東洋太平洋&日本スーパーウェルター級王者であり、アメリカ人である中、日本で生活をしているチャーリー太田に対し、今まで以上の尊敬の念を抱いているかもしれません。文化が全く違う国では、生活するだけでも大変なのだという事を、野崎もまたチャーリーのように感じているのです。
確かに、今回の大舞台で試合を出来なかった事は非常に残念な事でした。
しかしここはあくまで通過点。
このような経験もこれから先に進む上では、必ず必要だったのだとも思います。
もしも、次にまた野崎が、ジムがこのような事態に立たされた時、今までの経験をどこまで活かせるか、どこまでタフになれるのか、その先に見えるものはなんなのか。
それを想像し、そこを目指して、野崎は改めてメキシコの地で活動します。
この経験は未来の糧の為。
まだ誰もした事のない形で、まだ誰も通った事のない道を、その先にある成功に向かって野崎雅光と八王子中屋ジムは開拓者と同じ痛みと、芸術家のような喜びで持ってこれからも頑張って行きたいと思います。
ただ今日本に帰国中の野崎、来週には早くも再びメキシコへと向かいます。自分の周辺と心の準備をしっかりと整え、野崎は更に大きくなって来ます。
皆様、どうか応援、そして見守っていて下さい!よろしくお願い致します!
期待通りの試合!期待以上の成長! 林和希VS宮崎辰也
(写真:こんどうさん)
==第4試合==(裏メイン)
【S・ライト級 6回戦】
林 和希(八王子中屋/6戦4勝4KO1敗1分)
vs
宮崎辰也(マナベ/8戦5勝5KO2敗1分)
結果…4R19秒TKO勝ち
6月13日、後楽園ホールで行なわれた『第30回ファイティング・スピリット・シリーズ/ダブル日本タイトルマッチ』のアンダーカード。豪腕対決”暴れん坊将軍”林和希VS宮崎辰也のスーパーライト級6回戦は、裏メインとも呼ばれるにふさわしい程の大歓声で溢れ返りました。
立ち上がりからヒートアップすると思われた中、以外にも互いにジックリと力を押さえながらのスタート。林はジャブを上下、早いワンツー、そしてブロックで前に出て行くと、宮崎選手は細かいパンチ、織り交ぜるように大きな左ボディを打ち、序会終盤には強烈なブローを見せ合いました。
そして2回から試合は大きく動きます。林がジャブから左フックを上下に打ち分け、更には相手の打ち終わりを狙ったカウンターで一気にペースを上げていくと、対する宮崎選手も接近戦でアッパーを巧みに打ち上げ、ボディへと繋いでいきます。
そんな2回中盤、宮崎選手のパンチで林がバランスを崩しローブローを打ってしまいました。レフェリーの指示で休憩が取られる中、宮崎選手は大丈夫だとレフェリーではなく、林に対し手を上げました。
そんな好漢、宮崎辰哉。彼は試合前から言っていました、
「判定で勝つぐらいならKOで負けた方が良い」
そんな彼の言葉に集約されるような展開が、ここから始まりました。
互いに接近して危険な距離で、危険なブローを放ち合うと林の左が猛威を、そして成長をみせました。フックを上下に散らし、ガードもしっかりと固める中、本命の左を顔面に叩き付けました。たまらず宮崎選手の腰が落ち、ダメージの見える中、なんとかクリンチで凌いでいきました。
しかし3回、林が飛びかかるようにして更に前に出ると、宮崎選手はボディ、ストレート、アッパーと繋げてから渾身の左フックで今度は林にダメージを与え、更に攻めて出てきました。林もその殴り合いに対抗。そして会場の観客達も熱狂でもって2人をもり立てます。ブロックやウィービングによるディフェンスを混ぜていた分、回復した林はラスト10秒で攻め込み見せ場を作ります。
そして迎えた4回、林の放った左フックで宮崎選手が再びぐらつくと、レフェリーが宮崎選手を抱えるようにしてストップ。大歓声の中、林和希が復帰戦を4回TKOで勝利を収めました。
KO負けからの復帰、骨折していた顎への不安、様々な思いがあったのか、試合終了後、林が暴れ回るようにしてリングを駆け回り落ちそうになっては飛び上がりました。それは決して褒められる勝者の行動ではありませんでしたが、どれほどこの日、林が緊張を持って臨んでいたのかがよくわかりました。
何より林が期待通りの試合、そして期待以上の成長を試合の中で見せてくれてたのが嬉しくてなりません。
しかしこの日の成長も全ては強者、宮崎辰也の存在があったからこそ。
「もっと上でまたやろう」
林は戻った控え室で再び出会った宮崎選手にそんな会話をかわしたそうです。
その日が来るまで、2人の今後の更なる成長を願います。
皆さんも変わらぬ2人への応援よろしくお願い致します!有り難うございました!
見えた充実、それ以上がこの先に 淵上VS田島
(写真:こんどうさん)
==セミファイナル==
【日本ミドル級タイトルマッチ 10回戦】
淵上 誠(日本ミドル級王者/東洋太平洋同級1位/八王子中屋/21戦15勝6KO6敗)
vs
田島秀哲(挑戦者 日本ミドル級7位/西遠/21戦13勝8KO7敗1分)
結果…5R終了TKO勝ち
6月13日、後楽園ホールで行なわれた『第30回ファイティング・スピリット・シリーズ/ダブル日本タイトルマッチ』のセミ、日本ミドル級タイトルマッチは王者の淵上誠が挑戦者同級7位の田島選手を3回に左ストレートで倒し、5回終了時点で田島選手の顎の骨折により棄権、5回TKO勝利となり2度目の防衛に成功しました。
試合は変則的な動きを見せる王者、淵上とそれに対応し距離を作る挑戦者、田島選手、という静かな立ち上がりで始まりました。
淵上にとっては初めてとなる長身選手との対戦に中々距離を掴めていないのに対し、攻め込むまでにはいたらなくとも、その変則に対抗すべき対策を見せる田島選手。攻略は容易でないと思われた3回、淵上の左により試合が動きます。
上下に打ち分け続けた後、淵上の左ストレートが田島選手の顔面を捉えると尻餅をついてダウン。ダメージで足下もふらつく姿を王者はここぞとばかりにラッシュを仕掛けます。距離が掴めきれていなかった為、この回での決着とはなりませんでしたが、それでも続く4回に右フックを絡め、カウンターを打ち込む等、淵上の攻撃が冴えて行きます。
5回に田島の左アッパー、ストレートがカウンターで入り淵上はバランスを崩す場面も見られましたが、それでも左ストレートを打ち込み更にダメージを与えました。
そしてこの回終了時、挑戦者コーナーが棄権の申し出をします。序盤の淵上の左で田島選手の顎が骨折していた為でした。そうして5回TKOにより淵上は2度目の防衛を果たしました。
序盤の苦戦、棄権でのタイトル防衛だったこともあり、淵上自身、陣営と満足のいく最高の試合ではありませんでした。しかし、そんな中でも見せた淵上の攻撃力に、改めて今の充実ぶりが伺えました。
2年前のタイトル挑戦敗退から、復帰、王座獲得、初防衛などここ5戦の戦績は6勝5KO。その中で相手を負傷にまで追い込んだのが3試合。
その前までのキャリアでは10勝のうちKOは僅か1つ。
淵上の攻撃力の上がり具合は驚異的とも言えます。しかもそれが国内トップレベルとの対戦の中でとなれば尚のこと。淵上はボクサーとは成長していくものなのだと、改めて回りに体現しています。
だからこそこの日、残した課題も次の成長に繋げられるのだと思います。そうすることの積み重ねがいつかの未来に待つ、今では考えられない程の成長をもたらしてくれるはずなのです。
それは淵上のプロキャリアが、彼の過去が既に証明してくれていることでもあります。彼がデビューした頃、誰も、あるいは淵上自身さえも日本王者となり、なぎ倒すようになるとは思わなかったのかもしれません。
しかしその誰も分からない未来を予想し、そうすべく努力を続けなければならないのがジムの、また教える者の努めでもあるのです。それを導く事が出来ず、あんなに必死で生きている彼等に何が伝えられるでしょうか?
そうして今、日本王者となり防衛を続けている淵上の将来の成長、更なるレベルアップを八王子中屋ジムは想像出来ています。それは彼がデビューした頃と変わらず、、
そんな淵上誠の未来の成長をどうか皆さんも見守って下さい。彼にも次のステージが必ず待っています!頑張ります!
決意がもたらした結果と内容 荒川VS生田

(写真:こんどうさん)
==メインイベント==
【日本ライト級タイトルマッチ 10回戦】
荒川仁人(日本ライト級王者/WBA世界同級6位/WBC世界同級9位/八王子中屋/21戦19勝13KO1敗1分)
vs
生田真敬(挑戦者 日本ライト級9位/ワタナベ/22戦14勝7KO7敗1分)
結果…4R2分4秒TKO勝ち
6月13日、後楽園ホールで行なわれた『第30回ファイティング・スピリット・シリーズ/ダブル日本タイトルマッチ』のメインイベント、日本ライト級タイトルマッチは、王者の荒川仁人が挑戦者同級9位の生田真敬選手4回にダウンを奪ってからの追撃でTKO勝利を収め、3度目の防衛に成功しました。
挑戦者らしく最初に出て来て、いきなりの右ストレートを放つ気合いの入った立ち上がりの生田選手、しかしそんな相手を王者の荒川は右ジャブからストレート、フックへとボディ中心に集め、ダメージを与えながら早くも主導権を握っていきました。
さらに3回にはギアを上げ、荒川はあらゆる角度からパンチを打ち込んで行くと、4回にアッパーを効かせてから左でダウンを奪います。
そして続く追撃でフィニッシュ、4回TKO勝利で見事3度目の防衛に成功しました。
今回の試合、荒川は前回1月に務めたメインイベントとはまた違ったプレッシャーを感じる中でタイトルマッチに望んでいたのだと思います。
5月にメキシコでのボクサー活動が決まった同僚の日本スパーフライ級7位 野崎雅光と共に向かったメキシコ、グアダラハラでの遠征。荒川はこの遠征に参加することで大きな決断をしました。
それは本当にボクサーとして生きて行く為の決断でした。
ボクサーとして生きて行く為、それはつまり本気で世界を目指す、ということでした。
決して物事を大きく捉えない、言わない彼を知る者であればある程、その決断の大きさは理解出来るものだと思います。
その決断を問いたのはジムでした。今のレベルに到達したからこそ、彼にその場所へ向かう決意を問いたのです。
それはまた彼の性格が周りのことをよく気遣う故、一人でここまで来れた訳ではない、ということを理解している故、次のレベルに向かう準備を、今の環境を自分から変えることが難しかった故、誰かが背中を押してあげなければならなかったのかもしれません。
何故、彼は生まれて来て、何故、このボクシングを続けて来たのか?
彼は以前、あるインタビューの中で答えていました。
「自分への挑戦、少しでも高い所での闘いを楽しむと同時に自分を成長させたい。そんな試合を見せることで周りへ少しでも感謝の気持ちを伝えたい。」
そんな自分の願いを実現する為には”今”決断しなければ、その”未来”に求める”世界”というレベルには到底辿り着けない、その事実を目の当たりにした経験も彼を突き動かしたのだと思います。
そうして迎えたこの日のメインイベント、荒川はその決意をそのまま試合の内容、結果で現しました。この試合で荒川は観ている全ての人達に自分の決意を形にして表明したと言えるでしょう。
きっとこれから先、更に支援、仲間、本当に皆の助け、サポートが必要になって来ると思います。ただその受けたものを荒川なら必ずそのまま一緒に目指す先へ持っていってくれるはずです。荒川を支援、サポートしてくれている皆さん、どうか更なるご声援よろしくお願い致します!更なる高みへ一緒に行きましょう!
そして、試合後のインタビューで荒川自身が語っていたよう、その同じ場所を目指しているであろう東洋太平洋ライト級王者 三垣龍次選手、彼の所属するMTジムさん、まずはどちらにその可能性があるのか、試合で確かめましょう!よろしくお願い致します!
(写真:こんどうさん)
==メインイベント==
【日本ライト級タイトルマッチ 10回戦】
荒川仁人(日本ライト級王者/WBA世界同級6位/WBC世界同級9位/八王子中屋/21戦19勝13KO1敗1分)
vs
生田真敬(挑戦者 日本ライト級9位/ワタナベ/22戦14勝7KO7敗1分)
結果…4R2分4秒TKO勝ち
6月13日、後楽園ホールで行なわれた『第30回ファイティング・スピリット・シリーズ/ダブル日本タイトルマッチ』のメインイベント、日本ライト級タイトルマッチは、王者の荒川仁人が挑戦者同級9位の生田真敬選手4回にダウンを奪ってからの追撃でTKO勝利を収め、3度目の防衛に成功しました。
挑戦者らしく最初に出て来て、いきなりの右ストレートを放つ気合いの入った立ち上がりの生田選手、しかしそんな相手を王者の荒川は右ジャブからストレート、フックへとボディ中心に集め、ダメージを与えながら早くも主導権を握っていきました。
さらに3回にはギアを上げ、荒川はあらゆる角度からパンチを打ち込んで行くと、4回にアッパーを効かせてから左でダウンを奪います。
そして続く追撃でフィニッシュ、4回TKO勝利で見事3度目の防衛に成功しました。
今回の試合、荒川は前回1月に務めたメインイベントとはまた違ったプレッシャーを感じる中でタイトルマッチに望んでいたのだと思います。
5月にメキシコでのボクサー活動が決まった同僚の日本スパーフライ級7位 野崎雅光と共に向かったメキシコ、グアダラハラでの遠征。荒川はこの遠征に参加することで大きな決断をしました。
それは本当にボクサーとして生きて行く為の決断でした。
ボクサーとして生きて行く為、それはつまり本気で世界を目指す、ということでした。
決して物事を大きく捉えない、言わない彼を知る者であればある程、その決断の大きさは理解出来るものだと思います。
その決断を問いたのはジムでした。今のレベルに到達したからこそ、彼にその場所へ向かう決意を問いたのです。
それはまた彼の性格が周りのことをよく気遣う故、一人でここまで来れた訳ではない、ということを理解している故、次のレベルに向かう準備を、今の環境を自分から変えることが難しかった故、誰かが背中を押してあげなければならなかったのかもしれません。
何故、彼は生まれて来て、何故、このボクシングを続けて来たのか?
彼は以前、あるインタビューの中で答えていました。
「自分への挑戦、少しでも高い所での闘いを楽しむと同時に自分を成長させたい。そんな試合を見せることで周りへ少しでも感謝の気持ちを伝えたい。」
そんな自分の願いを実現する為には”今”決断しなければ、その”未来”に求める”世界”というレベルには到底辿り着けない、その事実を目の当たりにした経験も彼を突き動かしたのだと思います。
そうして迎えたこの日のメインイベント、荒川はその決意をそのまま試合の内容、結果で現しました。この試合で荒川は観ている全ての人達に自分の決意を形にして表明したと言えるでしょう。
きっとこれから先、更に支援、仲間、本当に皆の助け、サポートが必要になって来ると思います。ただその受けたものを荒川なら必ずそのまま一緒に目指す先へ持っていってくれるはずです。荒川を支援、サポートしてくれている皆さん、どうか更なるご声援よろしくお願い致します!更なる高みへ一緒に行きましょう!
そして、試合後のインタビューで荒川自身が語っていたよう、その同じ場所を目指しているであろう東洋太平洋ライト級王者 三垣龍次選手、彼の所属するMTジムさん、まずはどちらにその可能性があるのか、試合で確かめましょう!よろしくお願い致します!
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