ジム初！S・ミドル級プロボクサー合格、が、しかし！

（去る者もいれば、来るものもいる、そしてまた去る者もいる。）

　先日行われた、ヘビーやS・ミドルなどの重量級プロテスト。

　この日、八王子中屋からも大学生で練習生の日下雄太選手がプロテストに挑戦！

　少し、テスト合格には力が及ばないか、とも思われましたが、合格しました、日下君！

　日下雄太選手がプロテストに合格！

　初めての重量級プロテストだったこともあり、今回は若干甘めの採点だったこともあるようです。

　この不況下の中、現役採用も彼にすでに獲得、日下君には運と才能を感じさせるものがありますね。

　その日下君はとにかくマスやスパーが大好きで、相手を見つけてはドンドンと手合わせを申し上げ、実力も同時にメキメキと上げていきました。

　特別スピードがあるわけではないのですが、パワーは流石S・ミドル級、いい音をサンドバッグにめり込ませています。

　そんな日下君は当て感がよく、どんな相手にも独特のタイミングでパンチを当てることが出来るのです。しかしその後、パンチももらいます。

　そんな彼のパンチは”当てる”や”触れる”といったものではなく、まさしく”殴る”という種類のものです。彼の殴る姿を見れば、往年の拳闘ファンの方々にはきっと懐かしさが込み上がって来るのではないでしょうか？

　そんな日下くんのデビューが待ち遠しい、と思っていたら！

　彼、就職した仕事の都合で名古屋に来年、引っ越すのだ、と言うではないですか！

　ジムにも馴染んで、いいキャラクターだっただけに、これは本当に残念です。

　そんな日下くんですが、来年も１月まではジムでトレーニングをするそうなので、今のうち皆と殴り殴られる友情を育んでもらいたいと思います。

伊豆合宿４日目、会長からの盗撮写真

　ただ今年末返上伊豆キャンプを張っている八王子中屋の荒川仁人、淵上誠、中村尚平太そして横田知之。

　どうやら皆さん連日スパーリングで熟しているようです。以下は会長のメッセージと、どう扱ってよいのか分らん写真達です。選手の皆さん、掲載は会長命令ですからね。

会長；
　今日は雨の降りがだんだん酷くなり、途中の蛇石のたもとで走りは打ち上げました。最後の2キロ心臓破りの坂を残しました。

午後はスパーに水泳と熟し、食事後の露天風呂はご褒美です。















　機微締めの写真が続く中、３日目にしてやっと、ちゃんと練習している写真も送られてきました。よかったです。

　

芝田もーとの引退

　
（その優しさがいつか武器になる、頑張れもーと君！）

　今年の７月３１日、芝田もーとは５回判定の敗戦後、引退を決意した。

　生涯戦績、15戦4勝(2KO)10敗1分、見ても分る通り飛び抜けて何かを残せたボクサーではなかった。
　
　ただスピードやパワーなど、ボクシングの能力は決して低い選手ではなかったし、練習もよくやっていた。なにより、もーと君はボクシングを楽しんでいた。

　会長に声をかけられた事がきっかけで八王子中屋ジムにやってきた、と言うもーと君がプロになって５年間、彼はあらゆる場所で試合を行ってきた。

　地方で秋田や高知、彼の地元である愛媛、関東の中でも後楽園ホールを始めに、新宿FACE、さいたまスーパーアリーナや代々木第一体育館では世界戦の前座も経験している。彼程、様々な場所で試合を経験出来たボクサーはそう多くはないはずだ。

　どの試合でも光るいい所は見せるのに、どうしても勝ちきることが出来なかった。しかし、勝っても負けてもさわやかだったもーと君、その清々しさは確かに彼の魅力であった。

　が、プロという世界ではそれではダメなのだろう、彼にはボクサーとして最も必要な、勝利への執念、というものが今一歩、どうしても足りなかったのだ。もしも、彼が楽しむ以上に勝利を欲したならば、彼のボクシングキャリアは大きく変わっていたのかもしれない。彼がこの競技を本当に愛していたからだ。


　それにしても、と思う。

　今まで、ジムには沢山の練習生、プロボクサーが在籍していた。しかし彼程、他人の為に頑張れる人間はそうはいなかった。

　八王子での興行時、彼は毎回の様にリング設置や撤去、試合中の雑用などを、いやな顔一つ見せずに手伝ってくれた。普段、プロとしての意識も低く、試合が決まるまでまともに練習しない、そういった雑用ごとを頼まれる時にだけ、自分はプロなのだから、という顔をして陰に隠れる選手も過去にいた中でのことだ。

　別に彼の様に毎回手伝えと言っているわけではない。そもそも彼の様に周りを気遣い、尚かつ何でもがんばってくれる人間など、そうめったにいないのだ。彼の優しさ、思いやりの深さは本物だった。

　僕はそんなもーと君の優しさが本当に好きだったのだ。


　１２月２７日、そんなもーとくんは地元愛媛に戻ったそうだ。

　これからも何らかの形でボクシングには関わっていくつもりだ、と聞いた。

　もしも、もーと君が指導者としてもボクシングに接するのなら、彼はきっとよい指導者となるのではないかと思う。

　あらゆる現役の経験が彼にはあり、何より人のことを思いやる”優しさ”があるからだ。自分の勝利にはどん欲にはなれなかったかもしれないが、他人の為なら自分を投げうることが出来る、それが”芝田もーとの才能”だったのだ。

　もしかすると指導者に必要なものはテクニックや、戦術を教えることにあらずそれ以上に、まず”選手の為に”と思える優しさなのかもしれない。

　芝田もーとはその現役時代、勝負へのこだわりのいたらなさがあった、が、それ以上にその優しさを残して八王子中屋を去っていった。それを、ジムの皆は知っている。

　もーと君、お疲れさま！
　

　＊もーと君のジムブログに最後の挨拶が載っていました。皆さんもご覧になって下さい！

　芝田もーと公式ブログーーー８年間！

ルーキー横田も合流、伊豆合宿

（皆いつも半裸なんだ、感染だけは控えてくれよ、横田君。！）

　現在、伊豆で合宿中のOPBF東洋太平洋ライト級1位／日本ライト級１位の荒川仁人選手、OPBF東洋太平洋ミドル級４位／日本ミドル級２位の淵上誠選手、来年ランカー挑戦が決まっている中村尚平太選手の下に、来年デビュー戦が決まっている横田知之選手が合流した模様です。

　当初は横田君も初日からこの合宿に参加予定。しかし、数日前にノロウイルス（まさがその昔かかったやつじゃないっすか！）またはロタウイルスなる病原菌におかされダウンしてしまいました。が、どうやら無事回復して今日伊豆に到着したようです。
　
　初日からいきなり尚平太とスパーした横田君、ウィルス以外の攻撃ならどんどん仕掛けて合宿を活性化させてほしいものです。ルーキーイヤー開幕の来年に向けて、心意気を先輩達から学んでおくれよ。

　その横田君、１月２９日に試合が予定されていましたが、１月２５日に変更されまています。

　当日は同僚の林崎 智嘉志選手も同じデビュー戦を迎えます。

　既に後楽園でチャーリーとのスパーで半デビューしているチカシ君、横田くんには是非この合宿で彼にプレッシャーを与えるような成果を、帰ってきた時には見せて欲しいですな。

　伊豆の皆、充実した合宿を送って下さい。


　＊諸国漫遊記

　パッキャオVSマリナジ、マジ！？　Connecticut,USA
　（１２／２７UP）

ただ今、伊豆合宿

（おーい、だ、大丈夫なのか？伊豆！）

　昨日行われた『チャンピオンカーニバル発表会』の後、中屋会長、荒川仁人選手、中村尚平太選手が伊豆合宿に行きました。

　そして今日、淵上誠選手も加わり、年末返上の合宿が始まった模様です。

　本来ならば、来年に試合が決まっている選手を中心にしてさらに数を増やしたかったのですが、それぞれに事情があり、それはかないませんでした。ここは一つ、そんな参加したかったであろう選手達を、悔しがらせるような、充実したトレーニングを３人にはしてもらいたいですね。

　そしてその成果を来年のジムで、近い試合に活かしてもらいたい。

　今回は走り込み中心のトレーニングのようです。どうか皆さんケガだけは気をつけて下さい！

　って言ってる側から会長が大変な事に！


（げぇ〜、何だこれ！何か浮いて、、、って会長じゃないか！＊注；マネージャーの無理矢理な要望だったそうです。って、何が望みだ筒井マネージャー！）

　これらの写真（！）から見ても充実の合宿スタートのようですね、、、

　頑張れ、仁人、誠、尚平太！そして会長！