■S・フライ級 8回戦
野崎 雅光
(同級5位/WBC L・フライ級28位/16戦14勝6KO2敗/八王子中屋)
vs
阿知和 賢
(16戦7勝2KO7敗2分/ワタナベ)
結果…判定勝ち 2-0(76-76、77-76、77-76)
自覚を持って更に進む為に
4月9日(月)日本ランカーとして登場したのは日本スーパーフライ級5位”八王子の小天狗”野崎雅光選手。相手はKO負けのないランカー目前まで迫る阿知波賢選手でした。
この試合、まさはみせなければならなかったのはランカーとして、相手を圧倒する事、その流れの中で相手を倒しきる事でした。
その目標が明確だったと言えたこのマッチメイク、しかし、試合は必ずもそうは進みませんでした。
初回から距離をとって鋭いリードで迎えるまさに対して、阿知波選手はチャンスを見ては強引にしかし気持ちのこもったパンチを振り抜いてきました。
頭から入って来る阿知和選手のスタイルを、捌いて自分の展開に繋げるにはやり辛い状況の中、まさも的確なパンチで対抗しましたが、この日の阿知和選手の気迫に後手に回ることも多々ありました。
中盤に入り、試合は最後までもつれそうな雰囲気の中、まさは何度かパンチをまとめ試合の流れを掴みつつも、その都度、相手に気持ちで上回られ、決定的な場面を作れずに最終回を迎えました。
最後は一進一退の殴り合いの中ゴングが鳴り、2-1のスプリットではありましたが、ポイントでは上回っていたであろうまさの判定勝利となりました。
試合後、まさは言いました、
「メキシコに行って、日本に帰ってきて、ボクシングに集中出来る環境を得た事で、どこか自分の中に慢心があったのだと思います。」
その言葉、まさにはこれから先のキャリアの中でも忘れてほしくない事だと言えるでしょう。
相手のがんばり、スタイルは戦う前から分かっていて、それが自分の物差しで測りきれていない部分があったからこそ、この日の苦戦があったのだと思います。
この日の苦戦は、まさにとって本来ならばしてはいけないものだったのは確かな事です。
何故なら彼は今、まさのようなランカーボクサー、あるいはチャンピオン達であっても、誰もが望むような環境の中で選手として活動しているからなのです。
彼はもうがんばれば良い、というレベルの試合は出来ない、本物のプロというものを体現しなければならない環境にいます。それはリング内外のことでもあります。
しかし、それをやりきることで、かなりの約束された自分の将来が待っているはずです。
今、まさは誰よりもジムを引っ張って行かなければならない存在であり、またそれが出来る選手でもあります。その自覚が彼をより強くするはずです。
野崎雅光は先輩達を超えても良い環境と、チャンス、その経験がある。
次戦にどうか期待の程、よろしくお願い致します。
野崎 雅光
(同級5位/WBC L・フライ級28位/16戦14勝6KO2敗/八王子中屋)
vs
阿知和 賢
(16戦7勝2KO7敗2分/ワタナベ)
結果…判定勝ち 2-0(76-76、77-76、77-76)
自覚を持って更に進む為に
4月9日(月)日本ランカーとして登場したのは日本スーパーフライ級5位”八王子の小天狗”野崎雅光選手。相手はKO負けのないランカー目前まで迫る阿知波賢選手でした。
この試合、まさはみせなければならなかったのはランカーとして、相手を圧倒する事、その流れの中で相手を倒しきる事でした。
その目標が明確だったと言えたこのマッチメイク、しかし、試合は必ずもそうは進みませんでした。
初回から距離をとって鋭いリードで迎えるまさに対して、阿知波選手はチャンスを見ては強引にしかし気持ちのこもったパンチを振り抜いてきました。
頭から入って来る阿知和選手のスタイルを、捌いて自分の展開に繋げるにはやり辛い状況の中、まさも的確なパンチで対抗しましたが、この日の阿知和選手の気迫に後手に回ることも多々ありました。
中盤に入り、試合は最後までもつれそうな雰囲気の中、まさは何度かパンチをまとめ試合の流れを掴みつつも、その都度、相手に気持ちで上回られ、決定的な場面を作れずに最終回を迎えました。
最後は一進一退の殴り合いの中ゴングが鳴り、2-1のスプリットではありましたが、ポイントでは上回っていたであろうまさの判定勝利となりました。
試合後、まさは言いました、
「メキシコに行って、日本に帰ってきて、ボクシングに集中出来る環境を得た事で、どこか自分の中に慢心があったのだと思います。」
その言葉、まさにはこれから先のキャリアの中でも忘れてほしくない事だと言えるでしょう。
相手のがんばり、スタイルは戦う前から分かっていて、それが自分の物差しで測りきれていない部分があったからこそ、この日の苦戦があったのだと思います。
この日の苦戦は、まさにとって本来ならばしてはいけないものだったのは確かな事です。
何故なら彼は今、まさのようなランカーボクサー、あるいはチャンピオン達であっても、誰もが望むような環境の中で選手として活動しているからなのです。
彼はもうがんばれば良い、というレベルの試合は出来ない、本物のプロというものを体現しなければならない環境にいます。それはリング内外のことでもあります。
しかし、それをやりきることで、かなりの約束された自分の将来が待っているはずです。
今、まさは誰よりもジムを引っ張って行かなければならない存在であり、またそれが出来る選手でもあります。その自覚が彼をより強くするはずです。
野崎雅光は先輩達を超えても良い環境と、チャンス、その経験がある。
次戦にどうか期待の程、よろしくお願い致します。
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