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八王子中屋BOX
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 今年も一年間、ジムから、選手から一枚一枚チケットを買って応援して下さった皆様、

 ジム、選手をサポートして下さったスポンサーの皆様、

 ジムを支援して下さった企業の方々、

 本当にお世話になりました、有り難うございました!

 今年最後の八王子中屋BOXは毎年恒例の八王子中屋ジム限定の個人賞『2013年度 八王子中屋ボクシングジム大賞』を発表したいと思います。

 今年は溜めた経験を携え、挑み続けた年でした。

 その結果、例年にない数の負けを経験した事、特に重要な試合での敗戦により苦しい時期もありました。

 しかしそんな経験もきっと、成長するための苦しみなのだと思います。そうでないと辛いじゃないですか!?まぁ、来年はもっと大変かもしれないけれど、、

 とある小説の中で語られた一節の中から抜粋、

「鳥は卵の中からぬけ出ようと戦う。卵は世界だ。
 生まれようと欲するものは、一つの世界を破壊しなければならない。、、、」

 殻を抜け出れた人、出れなかった人、出ようともがいている最中の人、今年もいろいろあったと思うのだけれど、その時々に懸命になれていたのなら、それぞれの次に必ず繋がるはずだと思います。

 ということで、今年の八王子中屋拳士達はどうだったでしょうか?今年もジムプロモーターが選出、受賞者には小さなお年玉があります〜!

 ちなみに過去数年はこんな感じでした。

  2009年度 八王子中屋ボクシングジム大賞!!

  2010年度 八王子中屋ボクシングジム大賞!!

  2011年度 八王子中屋ボクシングジム大賞!!

  2012年度 八王子中屋ボクシングジム大賞!!



■■■MVP■■■

 WBC世界ライト級2位 荒川仁人


(結果は出せなかったけれど、ぶっちぎりで生き様見せてくれました!)

 去年に続き、2013年度の八王子中屋ジムMVPは荒川仁人となりました。

 5月の世界前哨戦をKOでしっかりと仕留め、とうとう巡ってきた世界の舞台はまさに”本物の世界”の舞台、世界最大の米国ボクシングネットワークの一つ"Shotime Boxing"での世界タイトル初挑戦でした。

 結果とその内容は皆さんの知る所だと思います。

 しかしこの舞台で、このパフォーマンスを、特別ではなかった日本人が出来たこと、荒川仁人は自分を超えた日本人ボクサーの価値を世界中に見せたと思います。

 そして今年、荒川仁人はその価値が本物だったことを証明しなければなりません。

 舞台は世界最高レベルでした。荒川自身の実力はその舞台にどこまで近づいているのか?その動向が世界レベルで注目される荒川仁人の、いやNihito Arakawaの来年の試合ぶりを楽しみにしていて下さい!まぁ、荒川仁人の時は全然目立ちませ、、

「今、出来る事をしっかりと、」

 挑戦者としてスタートする荒川仁人の2014年、その次の年は違った形で迎えられるよう、来年もがんばります。



■■■敢闘賞■■■

 東洋太平洋スーパーウェルター級王者 チャーリー太田



 今年、チャーリーは1試合を日本で日本人相手に、1試合を米国で米国人相手に、1試合を米軍基地で韓国人相手に、(2試合をNYでキャンセ、、)戦いました。3戦3勝1KO。荒川曰く、

「自分、淵上、まさが結果として負けてしまっている中で、勝ち続けている事が凄い。」

 全員を一概に比べられるわけではありませんが、荒川が言うよう、チャーリーはスポーツにおいて最も大切な勝利を続けているのだと思います。

 そして11月のNYの試合では、プロとして大切な気持ちの籠ったパフォーマンスを見せた事で、世界挑戦への道が本当に見えてきました。

 もう道は見えています。後はその道を歩んでいけるだけの自分の実力をリングの上で、本当の世界トップレベル相手に見せられるか、その最大の挑戦を来年迎えます。

 アフリカン・アメリカンの肉体に宿るは日本ボクシングの魂。来年度、チャーリー太田は日本でもアメリカでもなかった新しい形で世界の舞台に!

 今年も勝ち続け、世界挑戦へと道を繋げつつあるチャーリー太田が2013年度の敢闘賞です!



■■■技能賞■■■

 今年は該当者なし
 次点:荒川仁人、チャーリー太田



■■■新鋭賞■■■

  鈴木悠介



 次点:成田永生(普段の練習に向き合う姿勢、何よりその結果!)

 2013年度の新鋭賞は鈴木悠介となりました。
 
 今年4月にチャーリーのアンダーカードでアマキャリアのある相手にダウンを奪って判定勝利。しかし勢い持って挑んだB級グランプリは熱くなってしまい、判定で初敗北。

 その敗戦を糧にユウスケは素晴らしいカムバックを見せました。

 11月に行なわれた復帰戦、プロキャリア20戦近い相手に対し、初回に3度もダウンを奪ってのKO勝利。ただ闇雲に攻めたのではなく、その短い時間の中でしっかりと組み立て、相手を崩し、自分の力を存分に見せての勝利でした。

 インパクト絶大だった2分42秒間、これから始まるユウスケの快進撃の始まりとなるかもしれません。

 その始まりを是非、1月11日、現地にて目撃してください!来年のスタートは鈴木悠介からです!



■■■KO賞■■■

 該当者ナシ(涙)

 次点:鈴木悠介(初回3度倒したインパクト絶大のKO劇)



■■■MIP(最も成長した選手)■■■

 成田永生



 次点:鈴木悠介(敗戦後に見せた、素晴らしいカムバック)

 地道に、しかし確実に!移籍してきた1年目、誰よりも黙々と真っすぐに成長したであろう成田永生が今年の最も成長した選手、MIPです!

 京都のジムから移籍した成田、きっと東京での舞台、そう聖地後楽園ホールでの試合への期待を胸に来たはずです。

そんな彼の2013年の2試合は静岡県と埼玉県でした、、嗚呼、、、

 ということも特に気にするそぶりも見せず、決まった試合に向けていつも練習に励んでいた成田のお相手はチャーリーや誠の国内重量級トップ達から、新鋭、アマ王者のショーマまで。

 この環境で真面目に練習に来て強くならないわけがない!

 来年は東にて新人王予選に臨みます。真面目、過ぎて時に心配にもなる成田の成長、お楽しみに!



■■■年間最高ラウンド■■■

 WBC世界ライト級暫定王者決定戦 米国、テキサス州、サンアントニオ 2013年7月27日

  オマール・フィゲロア vs 荒川仁人 第3ラウンド



 今年の年間最高ラウンドは荒川仁人の世界初挑戦、WBC世界ライト級暫定王者決定戦、対オマール・フィゲロアとの第3ラウンドです。



 第2ラウンド、荒川が倒されるも、なんとかコーナーに戻ってきた後、フィゲロアの地元サンアントニオの殆どの観客、関係者が次の第3ラウンドで試合は決まると思われた中、荒川は潰されるどころか反撃し、逆に押し込む展開を見せ、会場をその後の熱狂へと誘って行きました。

 荒川を知る者としては本来であれば、ディフェンシブなスタイルの彼が選択した、勇気あるリアクションだったからこそ、尚その価値を感じさせるラウンドでもありました。

 ちなみにこのラウンドは世界的にも年間最高ラウンドの一つとして各賞の候補に上がっっておりました。



■■■年間最高試合■■■

 WBC世界ライト級暫定王者決定戦 米国、テキサス州、サンアントニオ 2013年7月27日

  荒川仁人 vs オマール・フィゲロア 12R 判定0-3 (107-119,108-118,108-118)



 今年の八王子中屋ジム年間最高試合は言うまでもなくこの試合です!年間最高ラウンド同様、こちらも世界中のボクシング年間最高試合候補に挙げられてた、世界レベルで見ても激闘だった12ラウンドでした!

 アメリカで放送された試合は臨場感たっぷり、その異常な盛り上がりに何故、米国では異常にこの世界戦の評価が高いのか?を垣間見れる思いです。



 どうか来年もご期待ください!


■■■山口桂太賞(サポート賞)■■■

 東洋太平洋スーパーウェルター級王者 チャーリー太田




 昨年から始まった山口桂太賞(サポート賞)。昨年、引退した山口桂太のジムへの献身的なサポートを賞の名前に残し始めました。もちろん第1回目は桂太が受賞。

 そんな縁の下の力持ち的な賞ではありますが、第2回目はチャーリーの受賞となりました。

 同僚、後輩、出稽古の選手達にスパーリングで相手を務め続け、何より荒川仁人の世界戦の為、準備のラスベガス調整から一緒に米国入りし、献身的に荒川のサポートをしてくれた事、荒川はとても心強かったと言っていました。

 またその経験をチャーリーはしっかりと自身に活かし、NYの試合でチャンスに繋げたのだと思います。

 そんな先輩達の姿を後輩達には学んでほしいと思います!

 来年こそは沢山の候補者達を期待しています!そしたらジムは楽になるなぁ、、
 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 荒川の世界戦目前、彼のTシャツを手にもう一歩の所まで迫ったランカー挑戦、初の外国m韓国での試合、極上のエンターテイメントを見せるも共に敗れた林和希

 自分の昔のスタイルを封印しつつも、次のレベルに上がる為に我慢する中、惜しくも東洋ランカー挑戦に敗れた福本祥馬

 リベンジマッチに挑み、勝利を収めたかに思えたが敗れてしまった及川太郎

 気持ちの入った試合を見せるも引き分けた杉本了

 ジム唯一の東日本新人王予選準決勝進出も初回に泣いた三谷雄造

 ケガの再発で復帰を果たせなかった芋生敏幸
 
 そして今年ジム最後の試合を勝利で飾れなかった林崎智嘉志

 今年は苦しい試合が続きました。

 そんな苦しい時期に、ジムが元気を内側から取り戻すきっかけとなったのは淵上誠の練習復帰でした。

 その怖い顔から溢れる満遍の笑顔は、やっぱり怖かったです。

 しかし、その笑顔は優しさがあり、ジムの皆をがんばらせるエネルギーがありました。淵上はそのエネルギーを取り戻すため、しばしの休みをとっていたのかもしれません。

 その意味では、厳しい判定で負けてしまった後、野崎雅光もまた、ケガに気をつけつつも明るく皆の練習相手を努めてくれました。

 そしてチャーリーが結果を出し続けてくれた事で、ジムは再び活気を取り戻していきました!

 彼等が生きている場所は勝負の世界です。

 時に人にさらされながら厳しい現実とも直面します。しかし普通に生きていては体験できない、素晴らしい瞬間に彼等は出会ってもいるのです。

 来年、新たな場所やフィールドで頑張る選手達もいれば、新しく加わる仲間もいます。

 選手の皆、来年は今年以上にジムの勝負の年になりますよ、一緒にがんばろ〜う!



(来年こそは実りある年となりますように!)


「鳥は卵の中からぬけ出ようと戦う。卵は世界だ。
 生まれようと欲するものは、一つの世界を破壊しなければならない。
 鳥は神に向かって飛ぶ。神の名は、アブラクサスという。」

アブラクサスとは、神的なものと悪魔的なものを結びつけるものの名だった。

ーヘルマン・ヘッセ 〜『デミアン』より〜

何を差し置いても遥か彼方へ辿り着こうとする決意、


2014年も八王子中屋ボクシングジム、選手一同、がんばって参りますので、どうか応援の程、よろしくお願い致します!

*ジムの営業開始は1月4日(土)通常時間です。正月太り解消に皆さん来てください!
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