9月28日(火)東日本新人王準決勝〈後楽園ホール〉
◎ライト級 4回戦
林 和希(八王子中屋/5戦4勝4KO1分)
vs
土屋 修平(角海老宝石/5戦5勝5KO)
結果…1R43秒KO負け
くやしい敗戦!しかしその事実が林を強く、次の一歩を強く歩ませる!
東日本新人王ライト級準決勝、トーナメント随一の注目を集めた林和希選手VS土屋修平選手のハードパンチャー同士の一戦は、1回の序盤、その注目に値する結末で試合は終了しました!
その結果は相手の土屋選手が単純に林よりも上回っていたという事だったのだと思います。戦った林自身がそう語っているので間違いはないでしょう!
試合は開始から数回のパンチ交換の後、攻め込んだ林のあごを土屋選手の右フックが捉え、初めのダウンを奪われました。ダメージの残る中なんとか立ち上がった林でしたが、土屋選手は的確な追撃の左と右ストレートで再びダウンを奪い、そのまま試合終了。林にとっては悔しい初回KOでの初敗戦となりました。
試合後、控え室では試合が終わったことを理解した林が、自分をサポートしていた回りのスタッフ全員に謝る姿がありました。
それはこの試合に皆がどれだけ期待をしていてくれたかを、彼自身が一番分かっていたからなのだと思います。
今回の試合に関しては、ここで多くを語るべきではないと感じております。林自身が全てを受け入れた中で、簡潔に、素直に、そして何より彼らしく!応援してくれた人達や、この試合を楽しみにしてくれていた人達に自分の声を伝えてくれたからです。
応援
林和希には人を引きつける何かを、大きな魅力というものを持っています。しかし今回、林はその自分の魅力と同等のボクシングを、リングの上で展開する事が出来ませんでした。
あるいはそれは、彼がその元来持っているものに、まだ自分のボクシングが追いついていない、という事なのかもしれません。彼には”ボクシング”の経験がまだまだ必要なのです。
しかしそんな経験こそが、林が選んだ”ボクシング”という競技の最大の魅力でもあるのかもしれません。
林が持って生まれたものにこれからどこまで自分の力で、ボクシングで近づく事が出来るか。一人のボクサー、一人の人間の成長を追って行くのにこんなに楽しみな人間はそうはいません!
今回のくやしい敗戦が、その事実が、林を強くし、次の一歩を強く歩ませるはずです。
願わくは”暴れん坊”と呼ばれるその個性を忘れることはなく、でも一歩の歩み、積み重ねを大切にして!
林和希のここからの成長を皆さん期待していて下さい!
■ 写真提供:こんどうさん
こんどうさんの写真館(下の4枚以外の写真もUPされています。)
■ 東日本ボクシング協会公式携帯サイトボクシングモバイルの試合速報(有料)にも、試合内容と画像がUPされています。(無料ページもあります)
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